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ベートーヴェン

アルゲリッチ×アバドのベートーヴェン・ピアノ協奏曲第2&3番

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番&第3番アーティスト: アルゲリッチ(マルタ),ベートーヴェン,アバド(クラウディオ),マーラー・チェンバー・オーケストラ出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック発売日: 2004/09/22メディア: CDこの商品を含…

ギレリスの「テンペスト」「ワルトシュタイン」「告別」

ギレリスのベートーヴェン・ピアノソナタ選集の中から、最近、廉価で発売されたCD(廉価での再販は嬉しい)。 以前に、「悲愴」、「月光」、「熱情」の3大ピアノソナタのことを書いたが(→その記事はこちら)、このCDに収録されている「テンペスト」、…

ベートーヴェンの孤高のピアノソナタ・30番31番32番

ベートーヴェンのピアノソナタについては過去に書いている(→「悲愴」「月光」「熱情」の3大ピアノソナタはこちら。→ピアノソナタ全集はこちら)。 30・31・32番は、傑作ぞろいのベートーヴェンのピアノソナタの中でも孤高の存在だ。 30番。澄みきった感情…

グスターボ・ドゥダメルのベートーヴェン5&7

新譜。評判の一枚。シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラと、指揮者グスターボ・ドゥダメルによるベートーヴェンの交響曲第5番「運命」と第7番。 ・「今まで遭遇した中で、もっとも驚くべき才能を持つ指揮者だ」−サー・サイモン・ラ…

ピアノソナタ全集の新旧名盤(バレンボイム/バックハウス)

以前に、全集CDが好きだという話を書いた(→ベートーヴェン交響曲全集)。ピアノソナタでもそうだ。 とくにベートーヴェンのピアノソナタ全集とは、一生つきあっていきたいと思う。 通称で知られているものは、8番「悲愴」、11番「大ソナタ」、12番「葬送…

ベートーヴェンの三大ピアノソナタ「悲愴」「月光」「熱情」

ベートーヴェンの三大ピアノソナタというと、第8番「悲愴」、第14番「月光」、第23番「熱情」のことを指す。「悲愴」以外はベートーヴェン自身が名づけた標題ではないが、よく知られた通称を持つ3曲がカップリングしやすいのか、CDが無数に販売されている…

ヴァント×ベートーヴェン・交響曲第1番

ベートーヴェンが交響曲を作曲し始めたのは、30歳前後からと、比較的遅かった(ブラームスほどではないが)。 そして、56歳で亡くなるまでに数多くの名作を残してきた。 なかでも交響曲は、ベートーヴェンが最も力を入れたジャンルといえる。 第3番「英雄」…

ピアノ協奏曲第1番・ミケランジェリ×ジュリーニ

ピアノ協奏曲第1番は、第2番と並行して書かれた。 ベートーヴェン初期の作品だ。 同じピアノ協奏曲でも、第4番や第5番「皇帝」のようなシンフォニックな構成感は少ないが、ピアノ部分に、卓越したピアニストだったベートーヴェンの若さ溢れる気迫が随所…

舞踏の聖化・ベートーヴェンの交響曲第7番

ベートーヴェンの交響曲第7番。 ワーグナーはこの曲を「舞踏の聖化」と呼んだ。まるでダンスを踊るように優雅でしかも勢いのある名曲だ。 曲は4楽章構成の古典的なものだが、全体的に支配するリズムが斬新で、とくに第3楽章と第4楽章のスピード感には手…

ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲・優雅な曲

名曲・ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。 このブログで以前に書いた3大ヴァイオリン協奏曲のひとつに数えられる名曲(あとの2つにはブラームス、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲が挙げられることが多い)。(「3大ヴァイオリン協奏曲認定委員会…

年末の風物詩・ベートーヴェンの第九

2006年も残り1ヶ月を切った。 今日、年末に必要なものをいろいろ買いに行ったのだが、年の瀬というにはまだ早い時期だというのに、混んでいて何だか慌しかった。 師走だ。 12月の声を聞くとそろそろ「第九」(ベートーヴェン・交響曲第9番「合唱付」…

ベートーヴェンの牧人の歌・「田園」交響曲

ベートーヴェンの交響曲第6番は「田園」("Pastral")の標題で知られている。 「田園」交響曲は、第5番「運命」(以下、第五)と同時期に作曲され、同じ日に初演された(どうでも良い話だが、初演当日は6番が5番として、5番が6番として演奏された。これ…

ベートーヴェン・交響曲第5番「運命」

ベートーヴェンの交響曲の中で最高傑作は何番かと訊かれたら、私は5番と答える。 もちろん3番「英雄」も素晴らしいが、全体を通しての緊張感では5番に及ばない。他がどうというよりも、5番が傑出しているのだ。 これほど緊密で、ドラマチックで、緊張感…

ベートーヴェン・交響曲第3番「英雄」

ベートーヴェンは、交響曲第3番に、当代の英雄的な人物ナポレオン・ボナパルトへの共感から、当初「ボナパルト」という標題を予定していた。 しかし市民の英雄であったナポレオンの皇帝即位に、ベートーヴェンは憤慨し、「ボナパルト」という文字を消し、「…

ベートーヴェン・交響曲第4番〜カルロス・クライバー盤

交響曲全集を揃えて損がないほど、ベートーヴェンの交響曲は全てが傑作だが、私が特に気に入っている曲が第4番だ。 しかしこの4番。表題がないこともあってか、クラシックファンは別として、一般的には名曲の仲間入りができていないように思う。 まず、位…

ベートーヴェン・交響曲全集

私が好きなクラシックCDのジャンルに「交響曲全集」がある。作曲家が残した全ての交響曲が収録されているのが交響曲全集だ。曲の長さと数から言ってポピュラーなのは、ベートーヴェンとブラームス、シューマンだ。マーラーだってあるし、シベリウス、チャイ…

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番・第5番「皇帝」

今日はピアノ協奏曲について。以前に三大ヴァイオリン協奏曲のことを書いたが、ピアノ協奏曲から三曲選ぶのは大変だ。 結論から言うと無理。 傑作ぞろいのこのジャンル。 ざっと思い浮かぶだけでも、J.S.バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス。…