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落語「上新庄えきまえ寄席」〜四代目・桂文我


落語を観に行ってきました。


といっても木曜の話。

他にもいろいろ書きたいことがあって遅くなってしまいました。

最近、落語が静かなブームのようですね。ポッドキャストで落語が聴けたりするので、i-podに落語を入れて聴いている人も多いようです。

私も落語が好きで、寄席に通うようになって1年くらいたちます。

大阪の人はご存知かもしれませんが、大阪では毎日のようにどこかで寄席が開かれています。神社にお寺。旅館にホール。あるいはうどん屋、ソバ屋の2階でやっていたりして、しかも終わりにソバが出てきたりするらしい!?。


◇  ◇  ◇


この日の会場は上新庄春日神社。

月一でやっている「上新庄えきまえ寄席」の7月の例会です。

阪急「上新庄」駅の改札を出て最初のキヨスクが目印。そこを右に曲がって六十五歩。

そして最初の道を左に。

落語とは無縁な閑静な住宅街をズンズン進んでいくと、左手に神社がある。

のぼりもポスターも出ていない。

会場はそこの社務所の2階の集会所。


かなりディープなロケーション。


初めての人はこれだけでうろたえるのではないでしょうか。

社務所で券を買って、集会所の二階へ。

ほとんど案内がされていないにもかかわらず、いつも会場は満員です。

落語ファンの世界はディープで、月に20回も寄席に行ってたりする人(しかもこういう人が沢山いる)がいるので、こういうことになるんだろうか。


◇  ◇  ◇


この日の催しは、7月の納涼大会ということで、オールスター総出演でした。

登場は、桂梅團冶、桂文我、桂三象、桂三歩、桂米平、桂宗助、月亭八天の7人の落語家。

あみだくじを引いて、当たった(ハズレという話も?)4人が一席ずつ設け、余った3人は、最後のイベントに登場する。

桂梅團冶、桂文我、桂三象、桂米平の4人が見事に当たり、一席ずつ落語をしました。

この中では桂文我が、私は一番好きです。

この人は、テレビに出ないが、落語の研究では若手随一で、いくつも古典落語を発掘している。

正統派の落語家で、私は、この人が将来の日本の落語界を背負っていくのではないかと勝手に思っています。

この日は、「やかんなめ」という落語でした。学者肌なのに面白いという手に負えなさで、いつものように感心してしまいました。

勿論、他の落語家も相当に面白く、腹がよじれるかと思うくらいのひと時でした。

同行の人もそんなに笑って大丈夫?落語家さんがひいてますよ、と思うくらいの笑いっぷりでした。


◇  ◇  ◇



これで前売り1000円。当日券でも1300円。


テレビに出ない芸人たちが、芸を競う。

大阪のお笑いの裾野の広さと、レベルの高さはこうして支えられてるんだな〜と関心。

今年の9月にはいよいよ定席の寄席が大阪に誕生する(天満天神繁昌亭)。

いまから楽しみです。