気になる音質は？新しいiPod nano

過去の例では発売後バカ売れして手に入らなくなることがあったので、早めにAmazonに注文したのだが、Joshinにも各色がズラリと並んでいて、拍子抜けした。

店頭で買ったほうが早かった。

私は４ギガのブルーを購入した。

緑色と迷ったが、いままで使っていたiPod miniの緑と思いのほか似ていたので、違ったイメージの青にした。

Amazonの箱を開けると、平べったい箱の真ん中にとても小さなケースがあった。

綺麗なアクリルのケースに収まっていて、まるでデパートで時計を買ったような気分にさせてくれる。

こういう部分の演出はAppleはとてもうまい。

思ったよりも小さく、薄い。

iPod nanoと同じくらいの大きさだと思うが、今度は薄いアルミで全体が覆われているため、余計に小さく見える。

ガムみたいだ。

さて、気になる音質だ。

日ごろ愛聴しているクラシックのアルバムを早速とりこむ。

ブラームスのヴァイオリン協奏曲と、ストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲。

付属のイヤホンでも十分いける。

愛用のインナーイヤーのものに変えると、音はこもった感じになるが、細部への見通しがより明快になる。

ヴァイオリンは「高音が伸びる」という感じではなくて、「音のダイナミックレンジがより広く聴こえる」という感じだ。

ソニーのウォークマンEシリーズと比べると、音はおとなしめの印象だ。

Eシリーズは若干、派手めの演出で、元気がよい。

クラシックは、コンサートホール風ではなくてサロン風に聴こえる。

音の輪郭が甘く、くっきりはっきりという感じではないが、リラックスして聴けるのではないだろうか。

積極的に音楽と向き合って聴くような聴き方には合わないかもしれないが、

こういう傾向の音は私は好きである。

クラシックには向いている、と思う。

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