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佐渡裕×大阪センチュリー響「21世紀の第九」


2006年も残すところ、あと4日。


明日28日は官公庁でも仕事納めということもあって、民間でも仕事納めのところも多いはずだ。私もそうだ。


私は仕事納めの一足先に「コンサート納め」とでも言おうか、今年ラストの演奏会に出掛けた。

佐渡裕 21世紀の第九

12月27日・28日

指揮:佐渡裕
演奏:大阪センチュリー交響楽団
合唱:京都バッハ・アカデミー合唱団
ソプラノ:田村麻子/メゾ・ソプラノ:手嶋眞佐子
テノール:吉田浩之/バリトン:キュウ・ウォン・ハン


今日は1階の通路に補助席まで出るほどの大入満員、満員御礼。


人気の第九とはいえ、国内オーケストラの演奏会で満員はなかなかすごい。


のだめカンタービレ』の影響でクラシックが身近になったこともあるが、「サントリー1万人の第九」の総監督も務める指揮者・佐渡裕さんによるところも大きいだろう。


エネルギッシュな指揮ぶりは見ていて楽しい。

クラシックは難しいものでもなんでもなくて、いま音楽している喜びと音楽の素晴らしさを全身であらわすような指揮だ。

指揮台から飛び上がらんばかりの熱血パフォーマンスによって出てくる音楽は、音量がとても大きく、前へ前へ向かってくる。


今夜の演奏は、私が特に好んでいるということもあるだろうが、第2楽章が特に良かった。

弦楽器とティンパニで始まる序奏は完璧と思えた。

まるでカルロス・クライバー指揮のベートーヴェン交響曲第7番を思い出させるようなリズム感で音楽を推進させていく。


もちろん、合唱が入る第4楽章も素晴らしかった。

歓喜の歌」、すなわちベートーヴェンが理想とした、人類愛の讃歌がシンフォニーホールに響いた。


こういう素晴らしい音楽を聴くと、それは圧倒的な体験で、自分がいかに小さいものであることを感じさせられる。


もちろん自分が幸せであるということは大事だが、世界中に不幸な例はたくさんある。


ベートーヴェンが最後に残した交響曲は、壮大な問題提起を残している。

以前にブログで書いたように、第九を年末に演奏する国は日本くらいだが、1年のまとめをするこの時期に、第九を聴くという風習は案外、悪くないなと思った。


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