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シベリウス・ヴァイオリン協奏曲


クラシックを聴きはじめの頃、この曲の魅力は良くわからなかった。


作曲者のシベリウスはヴァイオリニストを目指していただけあって、技巧の限りを尽くしたパッセージは耳で追うのもやっと。甘く切ない曲ではない。厳粛な曲だ。

厳しい。同じヴァイオリン協奏曲でもメンデルスゾーンとだいぶ違う。近づきがたい。


この曲との距離がなかなか縮まない。

よく顔を見るのになかなか話しかけられない。そんな人がクラスにいた。その感じ。


いまはこの曲の魅力がわかる。


何度も聴いた。


自然や神など、人間の遠く及ばないもの。人智を超えた霊的なもの。とても清々しいもの。純粋なもの。神秘性を持ったもの。この曲から感じる。



私はこの曲は好きで、いくつかのCDを聴いたが、いまのところ、メータ×五嶋みどりのものがベストだ。透明感のある演奏だ。シベリウス交響曲については、私はベルグルンド×ヨーロッパ室内菅のCDが好きなのだが、同じ系統の演奏だ。ただし人によっては演奏に冷たさを感じるかもしれない。


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