コバケンのチャイ5・アーネムフィル公演情報
オーケストラは、2006シーズンから主席指揮者を務めるアーネム・フィル。
オランダの伝統あるオーケストラだ。
そのCDを最近買って聴いている。相当いい。
- アーティスト: 小林研一郎(指揮)アーネム・フィル,チャイコフスキー,小林研一郎
- 出版社/メーカー: オクタヴィア・レコード
- 発売日: 2005/09/22
- メディア: CD
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ゲルギエフのウィーンフィルとのチャイ5がメラメラ燃える熱い炎だとすれば、コバケンのは情念の青い炎だ。
唸り吼えるコバケンの分厚い音楽がこの薄いCDにギュッと入っている。
第1楽章は迫真の凄演。テンポ遅めの序奏が終わるとスピードアップ。その後の第1主題で参った。全身を耳にして聴き入る。
第2楽章はゆっくり。ホルン独奏も美しい。中盤以降はドラマチック。
第3楽章。美しいワルツ。ラストは堂々としている。
第4楽章。展開部のスピードと、対照的に終わりを惜しむかのようなフィナーレが印象的だ。
音質も抜群に良い。
私は、チャイコフスキーの交響曲は第1番「冬の日の幻想」なども含めてどれも好きだが、とくに好きなのが5番だ。
コバケンのアーネム・フィル盤は私が持っている5番のCDの中でも、ベスト3に入る。
5番が好きに人には是非聴いて欲しいCDだ。
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そしてそのコバケンだが、手兵のオーケストラアーネム・フィルを率いて、下記の日程で公演が予定されている。
■日程
2月25日(日)14:00(大阪)ザ・シンフォニーホール(ピアニスト:清水和音)
2月26日(月)19:00(山口)サンビームやない(ピアニスト:清水和音)
2月27日(火)19:00(松山)愛媛県県民文化会館(ヴァイオリニスト:千住真理子)
3月01日(木)18:45(名古屋)愛知県芸術劇場(ピアニスト:清水和音)
3月02日(金)19:00(札幌)札幌コンサートホールKitara(ヴァイオリニスト:千住真理子)
3月03日(土)16:00(鎌倉)鎌倉芸術館ヴァイオリニスト:千住真理子)
3月05日(月)19:00(東京)東京オペラシティーコンサートホール(ピアニスト:清水和音)
3月06日(火)19:00(東京)サントリーホール(日本フィルと共演)
3月07日(水)19:00(東京)サントリーホール(ピアニスト:清水和音)
■曲目
- プログラム1
ベルリオーズ:序曲「宗教裁判官」
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調
- プログラム2
ベルリオーズ:序曲「宗教裁判官」
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
ベルリオーズ:幻想交響曲
- プログラム3(日本フィルとの共演)
スメタナ:連作交響詩『わが祖国』より「モルダウ」
チャイコフスキー:組曲『くるみ割り人形』
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調
私はシンフォニーホールの公演に出かけるつもりだ。チャイ5は楽しみだが、幻想交響曲も聴きたかった。
公演日と会場にもよるがチケットはまだ残っている模様だ(1月23日現在)。
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追記20070225)見に行ってきました。アーネム・フィル×コバケンの大阪公演の感想はこちら
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