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三島・うなぎ紀行


静岡県三島市でうなぎを食べた。


桜屋」、「本町うなよし」、「元祖うなよし」〜。三島は、うなぎが美味しい店が多いことで有名だ。

私は高校のとき、三島駅を通学に利用していた。


が、私は昼に学校を抜け出してうなぎ屋に入るような高校生ではなかったので、三島のうなぎは身近なものではなかった。


三島のうなぎを口にしたのは大人になってからだった。

そしてそれから、こちら方面に来る時は必ず足を運ぶのだった。


うなぎは、讃岐うどんと違って(→さぬきうどんのネタはこちら)、とても「おやつも含めて1日4食」というような食べ方が出来ないので(本当は7日で1食くらいが丁度良い)、2日に渡って三島に出掛けていった。


富士山の雪解け水、三島の名水。

この地方の水は水道水でさえ美味しく飲める。

魚の臭みをとるために2〜3日その名水で泳がせるというところに三島のうなぎの特色がある。


■水泉園

国の天然記念物に指定されている庭園がある「楽寿園」の正門の向かいにある。
年代を感じさせる佇まいは、なんというか「風流」を感じさせる。
漬物と吸い物が付くうな重は1900円、うなぎは2枚。特上で2500円でうなぎが3枚だ。
私は「迷ったら高い方」を信条にしているので、特上を注文した。
厚めの身には歯ごたえがある。勝手に断定すると、このうなぎはひきしまった筋肉質のうなぎだ。そして若い。タレは少なめであっさりしている。よくタレがボトボトのうな丼やうな重があるが、そういうものとは対極にある。したがって、白いご飯も楽しめる。
「あっさりしたうなぎ」という矛盾した言い方が最もふさわしいように思う。そして「スタンダードのうなぎ」だ。三島はうなぎ屋さんが多いのでどこにするか迷うが、迷ったらココ、というチョイスは良い。駅からも近いし。


■うな繁

ここは馴染みの店で、何度行ったことか。住所は三島ではなく清水町になる。
「並」が1800円でうなぎは2枚、「上」で2450円、3枚のうなぎ。
さらに器からはみ出る「特上」。ご飯をある程度食べると2段目のうなぎが出てくる「サンド」(ここまでくると悪ノリだ)。
石焼ピビンパのような「石焼丼」(お茶漬け用のだしと昆布茶が付く)。ひつまぶし。天ぷらやお造り(刺身)などメニューも豊富。時期がよければ、天然うなぎも食べられる。
「迷ったら高い方」を標榜する私も胃の許容量と相談して「上」で手を打った。
タレは甘くもなく辛くもなく、やや苦味の効いた絶妙の味。すこし焦げ目の付いたうなぎは非常に柔らかい。何度目かになるが「うな繁はおいしい」を再認識した。


うなぎ、うなぎ。この調子で3日目も4日目も、と言いたいところで終了。帰阪。


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