ネーメ・ヤルヴィの『ペール・ギュント』第1組曲・第2組曲
グリーグの『ペール・ギュント』は、もっともポピュラーなクラシック音楽の一つだ。
中でも、「朝」は、ケータイの着信音にもなっているくらいポピュラーな名曲。
もともとがイプセン作の戯曲『ペール・ギュント』の劇音楽なので、全曲版を聴きたいところだが、気軽に聴けるのは組曲版のほうだ。
- アーティスト: ヤルヴィ(ネーメ),グリーグ,エーテボリ交響楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2006/11/08
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ネーメ・ヤルヴィよりも、二人の息子、パーヴォ・ヤルヴィとクリスチャン・ヤルヴィの名前を目にする機会の方がずっと多くなった。
ネーメ・ヤルヴィ&エーテボリ交響楽団の紡ぎ出す音は涼しげで透明感がある。「オーゼの死」などの悲しげな曲の演奏で、その魅力が際立つ。
- 第1曲 朝の気分(朝)
- 第2曲 オーゼの死
- 第3曲 アニトラの踊り
- 第4曲 山の魔王の宮殿にて
「朝」を擁する第1組曲のほうが勝っているように思ったが、第2組曲の「ソルヴェイグの歌」も素晴らしい。同点だ。
◇ ◇ ◇
「朝」。朝の目覚めに最適な曲。私はこの曲を聴くと、スズメがチュンチュン鳴いている光景が無意識に頭に浮かぶ。
「オーゼの死」。哀切。
「アニトラの踊り」。「高雅で感傷的なワルツ」という感じだ。ラヴェルの同名の音楽よりもずっと。
「山の魔王の宮殿にて」。悪魔が顔を出す。
「ソルヴェイグの歌」。とてもさびしい曲だ。こんなに寂しい曲はなかなかない。昔、葬式に向かう家族の車の中でかかっていた気がする。
もちろん他の曲も良い。組曲だけあって全部が聴きどころだ。
◇ ◇ ◇
同じ指揮者、同じオーケストラで、全曲盤も出ている(というか、こちらがもと)。
- アーティスト: ヤルヴィ(ネーメ),ボニー(バーバラ),サンヴェー(シェル・マグヌス),マルムベルイ(ウルバン),エクレーブ(マリアンヌ),ホルムグレン(カール・グスタフ),ホルムグレン(カール・グスタブ),アンデルッソン(マリア),ヨーラン(ペール),パーエ(マルコルム),ヘルマンス(セーレン)
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