バルトリの歌う『モーツァルト・オペラ・アリア集』
近頃はまとまった時間がなかなかとれないので(それでも旅行に行く時間やblogを書く時間はある)、軽めのものばかり聴いている。アリア集とか、ピアノ小品とか。
今日は、チェチーリア・バルトリの歌う『モーツァルト・オペラ・アリア集』。
現在、世界最高峰のメゾ・ソプラノ歌手のうちのひとり。バルトリが20代のときの歌声だ。
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モーツァルトのオペラの中から、アリアの名曲を集めたCDだ。
『フィガロの結婚』のケルビーノ役の2曲のアリア、「自分で自分がわからない」、「恋とはどんなものかしら」は、とくに有名な曲だ。ケルビーノは思春期を迎えた少年の役だが、オペラでもメゾ・ソプラノが担当する。バルトリのそわそわとした歌声は多感な時期を見事にとらえてて絶品だ。
同じ『フィガロの結婚』の「やっと待ってた時が来た〜、さあ早く来て、いとしい人よ」は、スザンナ役のソプラノのアリア。メゾ・ソプラノのバルトリが歌うとしっとりしている。耽溺。リラックスして瞼が重くなる。
『コジ・ファン・トゥッテ』の「恋はくせもの」。ドナベッラ役、メゾ・ソプラノのアリア。私は声楽の知識は全然ないが、それでもものすごいテクニックの持ち主であることはわかる。そして安らぎに満ちた声。
『ドン・ジョバンニ』、『皇帝ティートの慈悲』からも1曲ずつ。
モーツァルトの名曲とともに、バルトリの傑出した歌声を堪能するCDだ。
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