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風邪にマーラー


風邪を引いて土日寝込んでいた。熱はないのだが体中の関節が痛い。だるい。

咳が止まらない。のどが痛い。


もうだいぶ良くなった。


「体調が悪いときにマーラーは聴くべきではない」と思った。


不気味な旋律に不協和音。

大音量。大音響。

コミカル。シニカル。

魑魅魍魎。支離滅裂。


寝ながら、7番「夜の歌」を聴いていたら悪夢を見た。


ブーレーズ指揮×マーラー交響曲第7番「夜の歌」

Symphony 7

Symphony 7

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この曲は、マーラー交響曲の中ではマイナーな部類に入る。失敗作だといういう意見もあるほどだ。


2曲のナハトムジーク(夜の歌)が真ん中のスケルツォを挟む、シンメトリカルな構造を持つ5楽章構成の曲だ。


ブーレーズの「夜の歌」は叫びもしないし、共感もない(ように見える)。ただマーラーの楽譜を解体してみせるように、淡々と音楽をやっているだけなのだが、そこに凄みがある。無欲。淡然という感じだ。


風邪薬を飲んで意識が朦朧としているときにこの曲を聴くと、悪魔が見える(かもしれない)。体調の良いときに聴きたい。


◇  ◇  ◇


また、2番「復活」。


言わずと知れた名曲。


大編成のオーケストラにソプラノとアルトの独唱、合唱まで入る巨大な曲だ。


「死んでも生き返るのだ」という崇高なテーマを持った曲だが、風邪を引いているときには「治りかけてまた悪化しそう」だ。


バーンスタイン指揮×マーラー交響曲第2番「復活」

マーラー : 交響曲第2番ハ短調 「復活」

マーラー : 交響曲第2番ハ短調 「復活」

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バーンスタインの「復活」は情熱的で、作曲者への共感に満ちた名演。聴きとおすのは、体調が悪いときにはちょっと無理だ。


また1週間が始まる。はやく完全に治さないと…。ZZZ。


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