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イベール・交響組曲「寄港地」〜3つの交響的絵画


イベールの「寄港地」を聴いている。開放的なこの曲は夏にぴったりだと思う。


イベール:作品集 寄港地

イベール:作品集 寄港地


フランスの作曲家、ジャック・イベール(1890年8月15日-1962年2月5日)の作品のなかで最もポピュラーな作品が「寄港地」だ。


第一次大戦に海軍士官として参戦したイベールが、戦争中に航海した地中海世界の印象をもとに書いた、オーケストラのための組曲で、


第1曲 「ローマ ― パレルモ

第2曲 「チュニス ― ネフタ」

第3曲 「バレンシア


曲は上の3つの部分から構成される。


第1曲「ローマ ― パレルモ」。出航。南イタリアの開放的な空気。カラッと晴れた日。潮の香り。静かな凪。

第2曲「チュニス ― ネフタ」。アフリカ大陸。土俗的なリズム。オーボエが歌うエキゾチックなメロディ。

第3曲「バレンシア」。スペイン。魅力的な港町。魅惑の街角。気持ちを高揚させるようなメロディ。


デュトワの振るモントリオール響の透明感のある音色はどこかひんやりとしていて、とても爽やか。夏にぴったりだ。


この曲は、個人的には、暑い日にオープンカフェでビールやペリエを飲みながら聴きたい曲、ナンバーワンだ。


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