イベール・交響組曲「寄港地」〜3つの交響的絵画
イベールの「寄港地」を聴いている。開放的なこの曲は夏にぴったりだと思う。
- アーティスト: モントリオール交響楽団,イベール,デュトワ(シャルル),ハッチンズ(ティモシー)
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1997/05/25
- メディア: CD
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フランスの作曲家、ジャック・イベール(1890年8月15日-1962年2月5日)の作品のなかで最もポピュラーな作品が「寄港地」だ。
第一次大戦に海軍士官として参戦したイベールが、戦争中に航海した地中海世界の印象をもとに書いた、オーケストラのための組曲で、
第1曲 「ローマ ― パレルモ」
第2曲 「チュニス ― ネフタ」
第3曲 「バレンシア」
曲は上の3つの部分から構成される。
第1曲「ローマ ― パレルモ」。出航。南イタリアの開放的な空気。カラッと晴れた日。潮の香り。静かな凪。
第2曲「チュニス ― ネフタ」。アフリカ大陸。土俗的なリズム。オーボエが歌うエキゾチックなメロディ。
第3曲「バレンシア」。スペイン。魅力的な港町。魅惑の街角。気持ちを高揚させるようなメロディ。
デュトワの振るモントリオール響の透明感のある音色はどこかひんやりとしていて、とても爽やか。夏にぴったりだ。
この曲は、個人的には、暑い日にオープンカフェでビールやペリエを飲みながら聴きたい曲、ナンバーワンだ。
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