猛暑に聴きたいクラシック音楽ベストイレブン
【全国で猛暑 兵庫・豊岡38.6度 東京・練馬37.6度】
日本列島は11日、北海道と沖縄を除き、今年1番の厳しい暑さに見舞われ、各地で35度以上の「猛暑日」となった。
兵庫県豊岡市は8月としては過去最高の38.6度に達した。群馬県館林市も38.3度、埼玉県熊谷市37.8度、東京都練馬区37.6度と軒並み今年の最高気温を記録した。静岡県の御殿場で34.2度を記録するなど全国4カ所で観測史上最高気温を更新した。
東京都心の大手町でも36.4度を記録、最低気温も28.1度と今年1番暑い朝となった。(「SANKEI WEB」より引用)
今日は大阪も暑かった。
車のボンネットで目玉焼きが焼けるんではないかと思えるほどの暑さだった(昔、『探偵!ナイトスクープ』でそんな特集をやっていた。焼けなかった)。
こう暑いとクラシックどころではないのだが、先月11日の交響曲ベストイレブン(→その記事はこちら)に続いて、猛暑に聴きたい曲(=涼しくなれる曲)をやって、気持ちだけでもクールダウンしよう。
【ルール】
一人の作曲家につき一作品とする。
ポピュラーでスタンダードな作品を選ぶ。「裏」名曲のようなものは選ばない。
短かすぎる曲は選ばない。
夏に合っている、というよりも冬にはあまり聴きたくない…。
-モーツァルト ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」
シンプルで爽やかな楽曲。浜辺にラジカセを持って行って聴きたい曲。ただし実行すると周囲に非常に迷惑。
まずタイトルで得をしている。超有名な「結婚行進曲」も入っている。日中に比べ少しは過ごしやすくなる夜の空気を思い出させる。でもまだ暑い。
季節としては夏から秋にかけてぴったり来る曲だと思う。雄大なこの曲を聴いていると清々しい気分になってくる。シューマンはピアノ曲集「森の情景」も夏にぴったりだと思う。
ひんやりとした清澄な空気。熱帯夜でよく寝られなかった翌朝の目覚めでもきっと良いだろう。軽快。爽快。朝のお通じ(失礼!)もよさそうだ。
思索を助ける曲。夜なら涼しいし、眠れる。
ドビュッシーのオーケストラ曲の和音とメロディは涼しげで、海の水も冷たそうだ。きっと海水浴客はあまりいない。
強い気持ちが入って熱さを感じさせる交響詩「フィンランディア」と違って、交響詩「タピオラ」は涼しい。
正直言ってラヴェルは「ボレロ」以外どれでも良いと思った。いやいや「ボレロ」も案外…。
ポジティブでネアカで元気。難しいことは考えない。日焼けした夏の少年少女のようだ。
-武満徹 (琵琶、尺八とオーケストラのための)「ノヴェンバーステップス」
背筋を凍らせる曲。胆試し。深夜、帰省先の田舎の屋外の便所に一人で歩いている気分にシンクロする曲。寒ささえ感じる。
と、あれこれ考えてみたが、サザンオールスターズの歌の方がずっと夏にぴったりで、猛暑に聴きたかったりする。
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