ミラノ・ドゥオーモ・ガッレリア

ミラノのマルペンサ空港には午後に着いた。

空港からのバスは二社が運営していて、同じ設備、同じ所要時間にもかかわらず価格が違う。一方は6ユーロ。もう一方は6.5ユーロ。ただし高い方は３人乗っても２人分の料金で良い。？？？この設定、私にはこういう感覚が理解できない。こういうのは日本ではありえない。

空港バスはミラノ中央駅近くに停車する。夏のヨーロッパの日は長いが、影もまた長くなってきた。時計の針はそろそろ夕方を示そうとしている。

日本より湿度は低いが涼しくはない。予想よりも暑い。石畳の路。陽炎。骨董品のような建物。落ちているゴミ。不潔な匂い。雑踏。なにをしているのか良くわからない、彫りの深い顔をした人たち。駅前の雑然とした感じ。巨大なスーツケースを転がして歩く大勢の旅行者。イタリアに来たと実感する。

ホテルにチェックインした後、ミラノ中央駅に戻ってチューリヒ行きの列車・チザルピーノの切符を買う。

私は、明日の午前中にはチューリヒ行きの列車、チザルピーノに乗りたかったのだ。チューリヒへの路線はいくつかあるが、チザルピーノはミラノ−チューリヒ直通なので乗り換えの面倒がない。二等席で約50ユーロ。券売機が私のクレジットカードを受け付けなかったため、現金で支払った（イタリアの券売機と公衆電話は、２台あると１台は壊れている。１台には人が並んでいる）。現金をあまり持ってきていないのでこれは痛い。

明日のための用事が済んだので、ミラノの中心部に向かうため地下鉄に乗る。

◆ドゥオーモ広場

ドゥオーモのファサードは一部が工事中だった。２年前に行ったときは全面工事中だった。ずっと工事しているんだろうか。

◆ドゥオーモ

ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアは、とても荘厳で美しい。ここに初めて来たときにはとても幸せな気分だった。２回目でも華やかな気分になった。ガッレリアの中はプラダ、ルイ・ヴィトン。スワロフスキー。高級ブランド店が軒を並べるが、もうとっくに閉店時間を過ぎている。開店していても、とても入りづらい店だが。マクドナルド。書店。ネクタイの店。カフェ。レストラン。

◆ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア