堺市・中華の隠れた名店「廣龍」
行きつけというにはそれほど通っていないが、稀に行くというほど稀でもない、中華料理店がある。
そこに先週、行ってきた。
『あまから手帖』をはじめとする様々な雑誌やグルメ本、テレビ番組に度々登場してきた堺の名店、「廣龍」だ。
初めて行ったときには「え?ここ?」という感じで通り過ぎてしまいそうになったほど目立たなく、B級の匂いのする(失礼!)店なのだが、
味は本格派。神戸・元町の南京町(中華街)でもここに並ぶ味はなかなか出会えない。しかも値段(予算)は半分ときている。
「酢豚」、「エビのチリソース炒め」、「肉団子甘酢あんかけ」などの定番中華メニュー、
「焼き飯」、「天津飯」、「中華丼」、「あんかけ焼きそば」、「海鮮冷麺」、「ラーメン」などのご飯類と麺類。お粥。
そんな中に混じってメニューに載っているのが、
「北京ダック(要予約)」、「フカヒレの姿煮」、「アワビのオイスターソース炒め」。
何の変哲もない「町の中華料理店」(失礼!)のメニューに北京ダックやアワビがあるので若干、引く。しかしこれだけでただものではないと思った。
化学調味料を一切使わない味付けには、やさしく繊細で慎ましい中にも、強い主張と信念を感じさせる。
酢豚の玉葱はザクッと大きく、真っ白で分厚い。これは辛いのではないかと躊躇するが、噛むととても甘く美味。玉葱でないみたいだ。
豚肉の衣の歯ごたえも最高。中身はジューシー。
葱生姜やきそば。焼きそばでもラーメンでもない謎の定番メニュー。これが葱がピリッときいていておいしい。
お腹いっぱい食べてひとり1,700円ほど。満足満足。
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