瀬戸内・B級グルメの旅〜カツ丼とラーメン
先週は仕事で、岡山市、笠岡市、福山市に行ってきた。仕事のついでに立ち寄った店で、美味しいカツ丼とラーメンに出会った。
■岡山市・「味司 野村」のカツ丼
「味司 野村」は、岡山市で有名なカツ丼屋さん。
写真は上カツ丼(ヒレカツ)で、価格は1,150円。味噌汁、生野菜サラダ、漬物がセットで付く。
こちらの店ではドミグラスソースのカツ丼がデフォルトつまり標準で、いわゆる普通のカツ丼を食べたい時には、「玉子とじカツ丼!」と注文しなければならない。う〜ん。変わっている。お隣・兵庫県の加古川市でポピュラーな食べ物に「かつめし」というのがあって(高速道路のサービスエリアでも食べられる)、ご飯にトンカツ(ビーフカツ)をのせてデミグラスソースをかけて食べる「郷土料理」があるのだが、感覚的にはそれに近いのかもしれない。
味付けは見た目からする濃そうだが、食べてみると全然辛くない。ソースは上等なビーフシチューのように高邁にして深遠な味だ。コクと甘みすら感じさせる。ソースだけでご飯二杯くらいいけそうだ。
カツはパリッと香ばしく揚げられていて、歯ごたえはサクッと軽い。油っぽくない。これはクセになりそうなカツ丼だ。
■福山市・「朱華園・福山店」
尾道に本店がある、言わずと知れた尾道ラーメンの老舗・「朱華園」。知名度から言えば、全国ご当地ラーメンの中でもベスト5には入る名店ではないだろうか。中華そば460円。チャーシュー麺710円。
尾道の本店では休日の行列(今日は食べることができるんだろうかと思わされる絶望的な行列)が名物だが、福山店はそれほど混んでいない。気になる味の違いはというと、私は過去に尾道の本店にも行ったことがあるが、味は本店と支店に差がないと思った。
中華そば490円。チャーシュー麺710円(写真はチャーシュー麺)。尾道ラーメンらしく、鶏ガラをベースに魚のダシを加えたスープに、豚の背油が浮いているのが特徴。万人受けしそうな醤油味。ほどよい塩辛さ。ノスタルジーを感じさせる味だ。例えるなら、「最高に美味しいインスタントラーメンのスープ」だ。気が付くと飲み干している。
麺は平麺。これが美味しい。スープに良く絡む。適度な弾力があって、ツルツル食べられる。そして気が付くと食べ終わっている。「もう一杯!」とおかわりを注文したいほどだ。「朱華園」は、時々思い出して無性に食べたくなる、「懐かしい中華そばの味」だと思う。
過去にこちらの地方でいただいた「祭り寿司」、「えびめし」もおいしかったが、今回の「ドミ・カツ丼」も非常においしかった(過去のブログ/→「祭り寿司」についてはこちら、→「えびめし」についてはこちら)。
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