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島根の旨いもの〜鯛めし・蕎麦


先週は島根県鳥取県に出張で行っていたのだが、大雪で大変だった。


今年は大阪でも11年ぶり大雪(5センチの積雪)を記録するなど、大変な天候と寒さに見舞われているが、山陰地方の雪と寒さはさらに格別だった。


■松江・皆美館「庭園茶寮みな美」の「鯛めし御膳・八雲」




「鯛めし」と言うと、一般的には「鯛がまるごと一匹のった炊き込みご飯」を想像する。私は静岡県出身なので、鯛のそぼろがのった駅弁を思い出す。これも「鯛めし」だった。

しかしこちら、松江の鯛めしは全く違う「鯛めし」で、初めて出会う味だ。この旅館・皆美館の登録商標でもあるらしい。


いただいたのは「鯛めし御膳・八雲」、3,675円。鰈の揚げ物、焼き鮭のサラダ(マリネ?)、お造りなどが一通り出た後、最後に鯛めしのセットが出てくる。


簡単に言うと、こちらの鯛めしとは鯛のすり身のお茶漬けと言えるかもしれない。鯛のすり身のほか、玉子の黄身と白身が別々になったものと、葱、大根おろし、海苔。好みに応じてご飯にそれらをのせる。そして「秘伝のダシ」をかけて食べる。茶碗への盛り付け方にも美学があるらしい。円グラフのようなグラデーションを描くのが良いとされるとか。なんというか、雅な感じである。上品で高価。京都のお茶漬けにも共通する要素があるように思った。


「松江の味を堪能した」と喜んで店を出て帰ってからネットで調べてみると、この店は東京と大阪にも出店しているようだ。わざわざ松江で食べなくても…。チーン。合掌。アーメン。


■「神代そば」のとりそば


松江は全国でも有数の蕎麦どころなので、こちらを訪れることがあると必ず蕎麦を食べることにしている(過去のブログはこちら・→【宍道湖・島根県・松江で割子そばを食べる】・→【松江・出雲そば・蒸し寿司】


今回訪れた「神代そば」は小泉八雲記念館から西に徒歩数分。観光ゾーンにある。


あまりの寒さのため、名物の割子そばではなくて、温かいそばを注文した。日替わり定食のような「本日のおすすめ」は、「とりそば」と「蕎麦味噌おにぎり」のセットだった。内容を考えると、これで850円とは安い。


適度な濃さのダシ、そして蕎麦の風味と感触が素晴らしい(茹で加減もベスト。私の好み。パスタでいうアルデンテだ)。温かい蕎麦でこんなに濃密に蕎麦自体の味を楽しめるのは驚きだ。鶏は大き目のものが2つ。ダシを吸って美味しい。蕎麦どころの松江でもかなり上位にランクされる美味しさだと思った。


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