大阪・亀すし 総本店 お初天神
「寿司」というと高価で贅沢で敷居も高いようで「グルメ」の代名詞のような食べ物だが、この店は「B級グルメ」にふさわしい。
「亀すし 総本店」(→HPはこちら)。
エリアで言うと「東梅田」に位置する。東梅田界隈は寿司屋が多いのだが、その中でもひときわ人気なのがこちら。
近松門左衛門の『曽根崎心中』の舞台となったお初天神(露天神社)から北に伸びる通り、その名も「お初天神通り」を北上し、4つめの通りを東に進んだところに「亀すし」はある。
夕飯時は大抵待たないとは入れないのだが(2階に上がる階段に並ぶ)、今回は時間がやや遅いこともあって、待たずに座ることができた。
店内は1階にカウンターが2つ、2階にカウンターがひとつ。店内は古いため、綺麗ではないが、活気がある。とても狭くて、後ろの人と背中が当たりそうなくらい。店員も窮屈そうにビールなどを運んでくる。
ネタは黒門市場から仕入れると言う。本格的だ。しかも値段はリーズナブルできわめて財布にやさしい。
明朗会計なのも嬉しい。
「玉子!」、「コハダ!」、「タイ!」、「ハマチ!」、「鯵!」などなど。気になるネタを片っ端から頼む。サーモンとマグロの赤身が美味しかった。
生ビールを2杯飲んで、ウニや赤貝など高額ネタも頼んで、お腹いっぱい食べて、5,000円弱だった。激安と言うほどではないが、居酒屋で飲むのと変わらないレベルの価格だ。寿司屋のカウンターでこの価格は嬉しい。
確かに、雰囲気、味など、高級な寿司屋にはかなわない部分もあるが、コストパフォーマンスは高いレベルにある。食いだおれの町・大阪の底力を感じるような店だ。
時々、思い出したように通う店である。
◇ ◇ ◇
子供の頃は苦手だったが(生の魚が苦手だった)、大人になると寿司は好きな食べ物のひとつとなった。
そこで時々こんなの本を取り出して眺めている。
寿司ネタ図鑑―オールカラー版 (Shotor Library)
- 作者: 本多由紀子,『サライ』編集部
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1997/11
- メディア: 単行本
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この本はおもしろい。ブリ、イカ、鮭などの寿司ネタの写真と、その魚(烏賊、蛸、貝)が泳いでいる写真が載っている。
水族館に行った後は寿司を食べたくなると言うが、そんな気分がよくわかる本だ。
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