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焼肉・プルコギ・プデチゲ〜ソウル旅行(2)


韓国の食事はおいしい。肉、魚、野菜。焼く。煮る。揚げる。炒める。量と質、バリエーションからいって、食に関してとても豊かな国だと思う。


なかでも、焼肉は本当においしい。肉の柔らかさでは圧倒的に日本の方が上だと思うのだが、どうしてこうも違うのだろう。しかも一部の高級店を除いて価格も安い。


■焼肉


よく知られているように、韓国では牛肉以上に豚肉がポピュラーだ。焼肉といえば通常、豚肉を指す。テジカルビ(豚カルビ)。サムギョプサル(豚の三枚肉)。おいしく、価格も安い。韓国の庶民の味方は日本人観光客の味方でもある。



行ったのは、東大門市場の近くにある、『プトゥマッ』というお店。ファッションビル『hallo apM』の手前の最初の角を左に曲がったつきあたり右手の角にある(→詳しくはこちらのサイト【seoulnavi】を参照)。


雑誌や旅行ガイドではそれほど紹介されていないので、日本人客はそれほどいない。土曜日だけあって、地元の人で大変な混雑だった。


ヤンニョムテジカルビ(味付け豚カルビ)…7,000ウォン。トルパンキムチサムギョプサル(キムチ三枚肉)…8,000ウォン。 安くて量も多い。豚カルビは、濃厚なコクのタレが絶妙だった。サムギョプサルは脂の乗り具合が最高で、塩で食べるのが絶品だった。大きな肉をハサミでパチパチ切るのも韓国らしくて楽しかった。


ヤンニョムソカルビ(味付け牛カルビ)…15,000ウォン。韓国の高級焼肉では牛カルビは、一人前で30,000〜50,000ウォンくらいなので(日本よりも高価!)、たいへん良心的な価格設定の店だ。

ビールも飲んで一人20,000ウォン(2,000円くらい)でお釣りが返ってくる。この味、量で、この価格。次にソウルに来る時にもまた行きたい。


■プルコギ


プルコギとは簡単に言うと、韓国風のすき焼きだ。



甘辛いダシで煮込む牛肉と野菜。具はエノキ、ゴボウ、ネギなど。ダシは醤油とかいった単純な味ではなく、牛コツスープのようなコクがある。耐え切れず、最初からご飯を注文した。「ご飯がすすむ君」状態だ。



このように韓国では無料でおかずが付いてくる。キムチやナムルのバリエーションが豊富だ。足りなければおかわりもできる。


明洞(ミョンドン)にある『福清(ポクチョン)』というお店。日本人観光客にもよく知られた店だが、接客にスレた(観光客慣れした)部分はなく好感を持った。



プルコギ一人前で12,000ウォン。ビールも飲んで、一人16,000ウォン(1,600円)で済んだ。


■プデチゲ


チゲ(鍋)料理のひとつ。朝鮮戦争後の物資不足の時代に米軍から流出したソーセージやハムで作ったことから始まった鍋料理。すなわち部隊(プデ)チゲのこと。やはりスパム、ソーセージなどハードでジャンキーでアメリカンな具が入っている。あとは、ネギ、春菊、豆腐。最後のシメにインスタントラーメンを入れる(これがまたおいしいのである)。一人12,000ウォン(1,200円)。鍋料理でこの値段とは、日本では考えられない。



赤いダシから想像できるように、辛さは半端でない。人生で最も辛い料理だったといえる。しかし、辛さに慣れ、味覚は麻痺し、汗をかきながらダシまでごくごく飲んだ。この辛さは癖になりそうだ。


店は南山エリア、新羅ホテルからすぐ近くにある『トンステイク』という店。


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