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上海に行ってきた〜(2)食事


上海での食事は全体的に脂っぽいものが多かったとはいえ、期待した通り、ゆたかで豪快な中華料理を堪能できた。


ホテルの朝食をつけたので(質はともかく種類がかなり多いバイキング形式だった)、昼にはお腹が空かず、昼食を抜いた。その分、夕食をおいしく食べることができた。


上海蟹


店は南京東路の「成隆行蟹王府」。


http://imagex.navi.com/shanghai/food/contents/food_img/6/f_6_2.jpg
(↑画像は「SHANGHAI NAVI」より)


一番おいしいのは秋から冬にかけてらしいので、いまは旬の季節ではない。


実物の上海蟹は予想以上に小さく、握りこぶし大よりも小さいくらい。茹で蟹がもっともおいしい食べ方だと言われるが、高価(時価・1杯1,700円くらいから)なのと、それほど興味がなかったので今回はパス。旬の季節に行くことがあれば、改めて食べてみたい。


カニみそたっぷりのあんかけをチャーハンにかける。ウマ!かにみそはズワイガニなどのカニみそのような臭み(生臭さ)は少なくて、旨みが濃厚。新鮮なウニみたいな感じだと思った。カニの足は非常に細いが、たっぷり入っている。チャーハンもパサパサしたものではなくて、ほどよく水分が残り、日本人にも受ける味だと思った。


手羽先餃子。ちょっと揚げ物が食べたかった。具の中にカニみそが入っていて豪華。


薯蓉焗蟹斗。カニの甲羅を使った焼き物。ひとつ28元(460円くらい)。ジャガイモをつなぎに、カニ肉とカニみそがたっぷり。カニの甲羅を使ったグラタンがあるが、あれにイメージは近い。上海蟹自体が小さいので、これも小さい。5個くらいは軽く食べられそうだ。


支払額はビールを飲んで、ひとり2,500円くらい。日本に比べると破格に安いとはいえ、上海蟹は本場でも高価。いっぱい金を持っていそうな中国人客が常連になっていそうな店だった。


■点心


「鼎泰豊」の新天地店で食べた。「鼎泰豊」は、台湾のチェーン店で、台湾と中国だけでなく日本にも展開している。


冷ましながら食べないと火傷する。小籠包は、おいしいが火傷の恐怖と隣りあわせだ。スープが落ちないようにレンゲに入れて、丁寧に食べる。幸せが口の中にぼわっと広がる。


野菜と豚肉入り蒸し餃子。餃子はニラの臭みが少々強くていまいち。


海老蒸しシュウマイ。うま!海老が大きくておいしかった。小籠包のようなスープが中に入っていた。


牛肉面(麺)。麺は太さが均一な、中国風の細麺。スープはコクがあるしょうゆ味で、ややスパイシー。牛肉はとてもやわらかい。スジ?脂のようなものも入っていて、コラーゲンもたっぷり。


しばらく点心は見たくないくらいに、満腹になって店を出た。ビールも飲んで、支払額はひとり1,800円くらい。点心にしてはやや高級な店だ。


■北京ダック


上海最後の夜に、南京東路の「燕雲楼」という店で北京ダックを食べた。


1936年創業で、上海で初めて北京ダックをメニューにした老舗らしい。


豪放磊落。豪快だ。そして日本よりも格段に安い。一羽78元(1,200円くらい)、半分39元(600円くらい)。一羽丸ごとでも安いが、とても食べきれないので半身で注文した。しかし半身でもとても食べきれなかった。


この店では皮だけでなく、身もふんだんにあった。ただし身は、まあ普通のローストチキンという感じで、それほどおいしいものではなかった。やっぱり皮あっての北京ダックで、まずは濃厚な皮の脂身を味わう。


UMA!脂たっぷりの皮。どんな味と聞かれても北京ダックの味としか答えようがないオリジナリティのある味。(全然話が変わるが、オーザックに北京ダック味というのがあったので以前に食べたことがあるがどこが北京ダック!?という似ても似つかない味だった。)葱と味噌だれが実によく合う。


炸醤麺(ジャージャーめん)。麺はきし麺風の平たい麺。辛味噌味のついたミンチ肉とよく混ぜて食べる。北京ダックの脂っこさを中和するようなアッサリ味。シンプルでおいしい。しかし量が多くて食べきれない。


骨ごと豪快にぶつ切りにされた蒸し鶏。しょうゆベースのゴマだれに漬かっている。あっさりしていておいしいのだが、北京ダックでお腹いっぱいになっているので、食べきれない。


腹十二分目くらいまでいっぱい食べて(北京ダックも食べて)、ビールも飲んで、ひとり1,600円ほど。安くはないが、北京ダックでこの値段。上記の2店と比べるとリーズナブルな価格で、中国人客ばかりだったのも頷ける。


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