新型iPod nano(第4世代・4th)/音質・使用感
新型のiPod nanoを購入した。以前にこのブログでiPodばかり買って、iPod屋さんができるのではないかと書いたことがあるが、それも冗談ではなくなりつつある。
持っている(過去に所持した)iPodを数え上げると、2代目iPod mini、2代目iPod nano、初代iPod classic、3代目iPod nano、初代iPod touch、そして今回の新型iPod nanoと、実に6機種を数える。耳はひと組しかないというのに…。
それでも購買欲をかき立てられるのは、理屈を抜きにして「欲しい!」と思わされる、アップル製品のずば抜けたセンスにやられてしまうからだろう。
新型iPod nanoの新機能としては、加速度センサーの内蔵によって、横にすると自動的にカバーフローに移行したり、本体を振ることによってシャッフルができる。また、相性の良い曲を自動的に選んでプレイリストを作ってくれるジーニアス機能がついた。
音質は、前モデルと比べるとニュートラルな感じになった。印象としては、iPod classicに近い。アンプが優れているのか、音質ではiPod touchは別格に良いが、新型iPod nanoも悪くはない。
出力は前モデルに比べ落ちたように思う。ボリュームは以前のモデルよりも高い位置が必須に感じた。反面、音割れが少なくなった。
もともとiPodシリーズは音の輪郭がまろやかで、比較的フラットな音質だと感じているので、私が好きなクラシック音楽との相性は良いと思っているのだが、新型もその傾向にあって、なかなか評価できる。
トータルの印象で言うなら、機能的には格段の進歩を遂げたわけではなく、全モデルのブラッシュアップに近い印象なのだが、一番うれしいのは、前々モデルと同じ縦型で、クールなデザインに戻ったことだったりする。
表面のカーブや、エッジの効いたサイド、原色に戻っての多色展開。今回もまた非常に魅力的なモデルに仕上がっている。