子供が生まれる〜寝不足になる〜アイネ・クライネ・ナハトムジーク
■子供が生まれる
- 毎年恒例で、成長する子供の写真の年賀状を送ってくる知人。
- ケータイの待ち受け画像を自分の子供の写真にしている知人。
自分だけはそういうことは絶対にしないと思っていたのだが(というよりも嫌悪に近かった)、後者はすでにやっている。前者も来年あたりやっていそうで怪しい。
6月1日に子供が生まれた(人間・オス)。
生まれたという知らせを聞いた時には(仕事を早退して病院に向かったのだが、出産の瞬間には立ち会えなかった)、人生にはいろいろ幸せなことがあるが、こんなに幸せなことが他にあるだろうかという、うまく言葉には言いあらわせない至福の気持ちだった。
で、家に帰ってきたからというものの、「オッパイ」→「ウンチ」→「抱っこ」(「繰り返し」元に戻る)が昼夜関係なく繰り返され、最初の感動が薄れつつあるのだが、究極の選択として、いないよりもいたほうが随分と充実した毎日を過ごさせてもらっているので、子供を我が家に授けてくれた神様に感謝。謝謝。
これから、いろいろな苦労があるだろうが、ぼちぼち、子供とも、仕事とも、趣味とも、クラシック音楽とも付き合っていきたい。
子供がなかなか寝てくれない時に、ステレオで小音量でモーツァルトをかけたり、鼻歌で歌ってあげたりする。意外なのか、当然なのか、よく寝てくれる。先に親の方が睡魔に襲われてしまうこともよくあるのだが。
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は、モーツァルトが書いたセレナーデ第13番のことで、「小さな夜の音楽」という訳が示すとおり、天才による第一級の夜のムード音楽で、中でも第2楽章などは子守唄にぴったりだと思う。
Mozart: Nachtmusik, Serenade 9 Posthorn
- アーティスト: W.A. Mozart,Charles Mackerras,Prague Chamber Orchestra
- 出版社/メーカー: Telarc
- 発売日: 2003/07/22
- メディア: CD
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このCDは、イギリスのサーの称号を持つオーストラリア人指揮者、チャールズ・マッケラスがプラハ室内管を振った演奏で、瀟洒というか清楚というか、必要な最小限の装飾で趣味良く整えられたどこかの小部屋みたいに、品の良さを実感できる演奏に仕上がっている。よく眠れるというと申し訳ないのだが、心も体もリラックスして聴くことができる。
併録は、第9番「ポストホルン」セレナーデで、こちらも負けずに素晴らしい。