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難波で寿司を食べる・すえひろの父の日セット


今日は仕事に久しぶりの電車で行ったので、帰りに難波の高島屋に寄ってきた。ブラブラと紳士物の服やら小物やらを見た後、小腹が空いたので(釈明するなら、昼食が少なかった)、夕食にはかなり早い時間だったが、7階のレストランフロアで寿司を食べた。レストランフロアが改修されてお洒落になってしまって、男一人で入れる店となるとラーメンか寿司屋かうなぎ屋くらいしかない。ラーメンなんて普段の食生活と全く一緒になってしまうし、うなぎはおやつ(!?)にはヘビーなので、寿司屋を選択した。


気後れすることなく寿司屋にサッと入り、気に行ったネタを5貫か6貫食べて早々に店を後にするというスタイルに憧れる。余裕があるというか、気風がよいというか、サバサバしているというか、そういう大人になりたいと思っている。なかなかなれない。寿司屋での振る舞いは人間性をあらわすような気がしてくる。どうでもよいことなのかもしれないが。


高島屋のレストランフロアは最近改装されて、ダイニングメゾンという名前で、7〜9階の3フロアがレストランになっている。私がすごいと思ったのは同ジャンルに複数の店があることで、中華も2店、寿司屋も2店あった。ダイニングバーも数店あり、競争があることから、味の方も期待できると思った。


私が行ったのは、福喜鮨という店だった。本店は大阪日本橋にある、大阪に江戸前の伝統を伝える老舗で、仮に本店でお好みで注文したら、1万円札が何枚必要になるかわからないほどの有名店である。しかし高島屋店ではリーズナブルなセットがあって(2000円くらいからある)、老舗の味の一端を気軽に楽しむことができる。


時間も限られていたので、お好みで握ってもらうのではなく、セットで注文した。税込3,150円。玉子、イカ、エビ、鯛、中トロ、マグロ赤身、ウニ、アナゴの8貫に、鉄火巻きが1本。赤出しがセットで付く。シャリの締まり具合がよい。酢はやや辛め。なかなかおいしい。新鮮なネタを売りにする寿司屋でも寿司が寿司になっておらず、「刺身のっけご飯」みたいなものを平気で出す店もあるが、この店はそんなことは全くない。美しい握りだった。なかでも中トロ、エビはよかった。セットと侮れない。時間と財布に余裕ができたら、次回はお好みで注文してみたい。


左を見ると、一通り食べ終わった後、「チラシ寿司を4人前持ち帰りで」と、お土産の分を注文している人がいるし、右を見ると、上品そうな初老のマダムが、ネタケースも見ないうちから「アナゴを握ってちょうだい」なんて言っていて、こういう余裕のある世界ってあるのだなと思った。


店に入り注文から食べ終わって会計を終え店を出るまでにかかった時間は15分くらい。私はどちらかといえばせっかちな性格なので、おいしいものを短時間で味わうことができて満足だったが、「時間を使うということに関しては寿司屋というのはもっとも適さない飲食店」だということを再確認した。


そして帰りに、地下の食料品フロアにある「すえひろ」で夕食を買った(→すえひろについての過去のブログはこちら)。


 


要するに、名物の天むすをフィーチャーした三段重ねのおむすび弁当で、タイムサービスで約750円だった。父の日の特別メニューとある。そういえば、今日は父の日だった。


天むす5個のセットの価格より安かったので、思わず買ってしまった。


父の日といえば、自分の父に感謝する日だと思っていたが、いつのまにか自分も父親になっている。子供は1歳でとても小さく、まだまだ私に感謝してくれないので、自分の日のお祝いを自分でするということになった。パッケージに書かれた「お父さんありがとう」が空を彷徨う。週の初めから不思議な気分である。


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