iPod nanoをwatch化する
第6世代のiPod nanoが発売されたとき、これにベルトをつけたら腕時計になるんじゃないかとそこら中で話題になった。別にそうしなくてよいものをそうしてしまう。そんなノリって私は結構好きである。
Apple iPod nano 16GB グラファイト MC694J/A
- 出版社/メーカー: Apple Computer
- 発売日: 2010/09/02
- メディア: エレクトロニクス
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ベルトを自作する人が現われた。そして予想通り、商品化する会社が出た。が、それほどのブームにならずに現在に至る。
私は先日ようやく、新しいiPod nanoを買ったので、ついでにベルトも買ってみた。エレコムから発売されているもので、こういう商品がどんな会議を経て誕生するのかわからないのだが、iPod nanoと同じ色のバリエーションが見事に揃っている。几帳面なことに、アップルストア限定の『product red』用まである。どれだけ売れるんだろうか。ここには紹介しないが革製ベルトもある。
身につけてみると、サイズがぴったりでガタつきも少なく、大変よく出来ていると感心した。家電に疎い人が見たら本物の時計だと信じるかもしれない。
ただ、冷静に考えるとバカバカしく思えてもくる。どうしてわざわざiPodを時計にして身につけるんだろうか。私も興味本位で購入し、いつでも使おうと思えば使うこともできるのだが、外出時につけた機会いまだゼロ…。
でも、これだけ小さな携帯音楽プレイヤーなんて、10年前は想像できなかった。私など、つい10年ほど前には通勤時に、CDウォークマンとCDを何枚も持ち歩いて、電車のレールのつなぎ目のところでの振動によって時々起こる音飛びに耐えながら、家から持ってきたCDを聴いたものだった。その前はカセットテープ。友達から借りたテープをダビング。ダブルラジカセ。懐かしい。昔は不便だった。それが今はこんなに小さいサイズにCD何百枚も入って音飛びもない。テープも伸びない。時計にだってできる。時計にしなくてもよいのだがこれだけ小さいから時計にだってできる。ここまで小さくなったかという感動を確認するために時計のベルトが必要だった??。21世紀っぽい。進歩の度合いがわかりやすい。それがiPod nanoのwatch化のコンセプトだ。