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信州を旅する(2)


■旅先のソフトクリーム


私と私の家族に限ったことかもしれないが、旅先ではソフトクリームを食べる機会が多くて、本当によく食べるいる。とくに私の父は、道中の道の駅で姿が見えなくなったと思ったら、だいたいソフトクリームを買って食べている。実の父だけでなく、義父もそうだった。この年代の人は旅先でソフトクリームを食べる習慣がポピュラーになっているのか。


ただし、世代の特徴というだけでなく、ソフトクリームを名物にする土地が多いのも事実だ。地方や田舎では、だいたい天然水がおいしく、牧場があって、果物も採れることから、それを盛り込んだソフトクリームが売店に並ぶ。


そんなわけで、観光客が旅先でソフトクリームを食べるケースというのは、そこそこ多いのではないだろうか。


今回は2泊3日で3回も食べた。もう「当分いい」という感じである



こちらは『道の駅池田ハーブセンター』の「ラベンダー&ミント」。行きと帰りで1本ずつ食べた。屋外で、暑いときに、溶けないうちに急いで食べるのって、気持ちが良い。



こちらは『北アルプス牧場』の「バニラ」。牧場直営の売店のソフトクリームはバニラが王道。どこの牧場であっても区別がつかないくらいにおいしい。牛乳の味が濃厚で、アイスクリームのバニラとは違うジャンルだ。ここまで来て「チョコレート」を注文する勇気はない。


私の場合、日頃、ソフトクリームを食べる機会はめったになく、年に1回食べるかどうかという位だが、今度の旅行では3回も食べることになった。


スローライフスローフード


イモとか豆や草は、粗食の代名詞で、「貧しい」食事の象徴のような食べ物だったはずだが、現代のように当たり前に多くの人が生活習慣病にかかるようになると、このような粗食が見直されてくる。第一に健康的であり、第二に、調理法によっては味も悪くない。「粗食の代名詞」から、「健康の案内人」へ。一番驚き、環境の変化に戸惑っているのは、当のイモや豆や草だろう。


ランチは事前に調べておいた、『オーガニックレストラン&Cafe シャロム』というお店をチョイスする。アートヒルミュージアムの近くにあるのは知っていたが、なかなか行きづらい場所にある。


県道25号線を南下しもうひとつの大通りとぶつかる手前を右折して、細い道を50秒ほど走り最初の曲がり角を左に曲がると、舗装されていない道が出現する。車でないと、とても不便なところに店がある。こんな山の中に昼食を食べられるところがあるのだろうか。カーナビを見ていたら、車は道がないはずのところを走っていた。



外観はフランスの田舎町の石造りの教会のような建物だ。ヨーロッパの建物のような洋風の建物なのに、どうしてか信州の風景に不思議とマッチしている。テラスを出ると見渡す限りの田んぼと山だ(日本アルプスだ)。なのにこの建物と風景は調和している。


 


ランチが終了していたため、カレーを注文した。豆やイモのカレーで、米は玄米である。ピザもチーズは控えめで、素朴で、まるで石窯で焼いた天然酵母パンのような味。ピザを食べている印象はなかった。


普段、高カロリーの外食に慣れているため、信州で食べる低カロリーのオーガニックフードが新鮮だった。


木崎湖



大町市から白馬村に抜ける幹線道路沿いに湖が3つある。湖って好きである。私は海より断然、湖だ。


季節はまだ8月なのに、日が傾いてくると、湖畔では肌寒いくらいだ。秋の訪れを予感させる風が湖面を浚う。この翌日、私たちは大阪に帰ることになる。帰って何日かしたらもう9月。8月は仕事ばかりしていてあっという間に終わってしまった。子供と遊ぶこともそんなにできなかった。予定外の肌寒さが夏の終わりを惜しむ気持ちに拍車をかけた。


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