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鶴橋で真昼間から焼肉を食べる


先日、休みだったので、昼間から焼肉を食べに行ってきた。近所でなく、わざわざ大阪の鶴橋まで出かけて行った。それも、夜ではなく、真昼間からである。しかも一人。自分でも暇だ感心する。


鶴橋は、JR環状線駅と近鉄駅を中心とするエリアで、昔から在日韓国・朝鮮人の人たちが住み開発してきた地域である。韓国風の食堂、商店、市場があって、ここだけ韓国みたいで、大阪の人の間では焼肉の本場として通っており、地方から友達が来た時などには鶴橋に連れて行って焼肉を食べさせてあげることがポピュラーである(また逆に、鶴橋は観光客向けとして敬遠するアンチ鶴橋な人もいる)。


 


JR鶴橋駅の西側には、「焼肉横丁」といった雰囲気の、細い路地の左右に焼肉屋が並ぶ小道がある。有名焼肉店の『鶴一』、『吉田』、『アジヨシ』、『白雲台』などの店がこのあたりにある店として知られている。夜はけっこう散財してしまう焼肉店も、昼にはお得な定食をやっている店も多いので、1,000円〜2,000円くらいで、本場の味を楽しむことができる。また、焼肉店以外に、韓定食、チヂミ、冷麺、ビビンバ、ホルモン、そのほかの韓国料理を味わうことのできる店もこの周辺に数多く存在する。


 
 


店が11時半からの営業でまだ早かったので、しばらく市場を散策する。南大門市場や東大門市場のような韓国の市場のようだ。市場の空気にアジア的カオスを感じる。個人商店がひしめき合っていて、駅を飲み込むかのように侵食している。韓国に行くと、大都会のソウルでも、駅の構内に個人がやっているような露店があったりして驚くのだが、鶴橋もそんな雰囲気がある。



今回選んだのは、『焼肉・冷麺 白雲台』という店。鶴橋の店の中では、やや高価な部類に入る。



「焼肉定食B」を注文した。この定食が1,500円。肉はカルビ、ロース、バラから選択できる。私はたいへん迷ったがカルビにした。定食はそれに、キムチ、ナムル、サンチュ、ライス、スープがつく。ライスは大盛りも同料金だが、私は肉の方をたくさん食べたいので普通盛りにしてもらった。カルビは骨付きの本格的なものだ。焼けたらハサミでパチパチ切るのが楽しい。



それに、単品で塩タンを追加した。こちらが1,300円。塩タンって好きである。タンならタレよりだんぜん塩!単品で注文しただけあって、肉のクオリティは定食のカルビとはレベルが違う。タンの臭みもないし、分厚いし、旨みが濃厚だ。おいしい塩タンを食べていると、「生きててよかった」としみじみと実感するが、大げさだろうか。



肉を焼いているときの幸せな気持ちってなんだろう。時々、無性に焼肉が食べたくなる時があるが、この日の数日前からそんな気持ちだった。逆に全く食べたくないときもあるが、食べたい時に食べる焼肉は最高である。


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