USHINABE SQUARE

クラシック名盤・名曲と消費 生活 趣味

沖縄に行ってきた(2)美ら海水族館・タコス・タコライス


沖縄2日目は、レンタカーを借りて、沖縄県北部の『沖縄美ら海水族館』に行ってきた。首里城といい、昨日から、沖縄観光の定番コースを辿っている。


美ら海水族館』は、なにしろ一大観光名所なので、混雑が気になっていた。(この場合、自分自身が混雑を構成する要素でもあることは気にならない。)事前にHPで調べたところによると、7月の平日の来場者数は、7,000人から4,000人くらいと幅がある。土日に隣接する月曜日や金曜日を除くと、だいたい5,000人弱で、日によっては3,000人台だった。反対に、土日は10,000人を超える数字が出てきた。また、夏休みに入ると、連日10,000人というのが、平均的な来場者数となる。


行った日は、木曜日で夏休み前ということもあって、空いているかもしれないという淡い期待を持って行ったのだが、体感的には「やっぱり混んでいた」。


◇  ◇  ◇


水族館への道のりは、ざっと言って、那覇市内から、高速道路を50分、降りてから50分、という感覚だった。ただし、実際にはサービスエリアでトイレに行ったり、缶ジュースを買ったりするので、もう少し時間はかかっている。



入場料は大人1,800円だが、水族館に着く前にいろいろな場所で割引チケットを売っている。道中、いよいよ水族館が見えてきそうなところにあるドライブインでは「こちらが最後の割引チケット販売所です」などという看板まで見ることができる。私たちは、許田インターを下りてすぐにある『許田道の駅』で割引チケットを買っていた。道の駅で買ったのは販売価格1,550円の値引きチケットで、お得だった。



これは「熱帯の海」の水槽。沖縄の海そのままのブルーが美しい。原色の熱帯魚が優雅に泳いでいる。水槽の中の魚密度よりも、水族館内の人口密度の方が高い。



そのほか、ヒトデに触れることができるエリアや、サンゴのコーナーがある。そして巨大水槽が目に飛び込んでくる。これがすごい。大きい大きいとはどのガイドブックにも書かれているが、こんなに大きいとは、と驚いた。



大きな水槽の中を大きなジンベイザメが交差する。マンタが行き交う。ダイナミックな光景に圧倒される。「水族館の巨大水槽」といえば、私にとっては大阪の『海遊館』が身近だったが、『美ら海水族館』の水槽はスケールが違った。まるで小学生と大学生の違い…。その代わり、海遊館にはアザラシ、ラッコなどの哺乳類などもいるが。


そのほかにも、深海の展示やサメの研究、サンゴの飼育など、学術的にも高いレベルを目指していることが伝わってきた。



美ら海水族館』は、海洋博公園の中にあって、他にも見どころがいくつかある。無料で観られるイルカのショー『オキちゃん劇場』や『マナティ館』もあるし、水族館への再入場も可能なので、一日遊べる。



途中、シークヮーサージュースを飲んで休憩した。後味さわやかである。


遅い昼食は水族館に併設のバイキング形式のレストランで取った。水族館の建物の4階に位置しており、ハーバービューの見晴らしが最高で、しかも窓際の席が空いていた。価格もこういった観光地にしては安くて、確か1,200円くらいだったと思う。



疲れと空腹で、高カロリーの動物性たんぱくがすんなりと胃の中に収まった。あとで写真を見て、肉ばかり・野菜の少なさに自分で驚いた。沖縄に来て、肉ばっかり食べている。


その後、グッズを観たりした後、那覇に向かった。堪能した。来てよかった。子供も興奮していた。


◇  ◇  ◇


那覇市内では、おもろまちの免税店に寄り(国内なのに免税点があるのがすごい。国内線でも航空機利用予定の人は購入ができる)、ウインドーショッピングをした後、レンタカーを返却し、ホテルに帰った。少し休んで、子供にりんごジュースを飲ませて、国際通りに繰り出した。


三越デパートを越えて東の方面に歩いて行ったのだが、暗くなってきて次第に街の雰囲気が怪しく変わってきて、またこちらの方面は観光客向けの店ばかりだった国際通り西方面と違う、なんとなく殺伐とした雰囲気を感じてきたので、もとの道を戻ることにした。実際は、全然たいしたことないのだろうが、小さな子供がいると、安全第一で行動するようになる。


夕食は国際通りのOPA近くの『Takos-ya(タコス屋)』で食べた。タコスとタコライスの店だ。昨日の昼は沖縄そばで、夜も沖縄料理だったし、JALシティでの朝食にもチャンプルやジーマミ豆腐が出たので、そういうものをまた食べたいとは思わなかった。あれほど食べたかったオキナワン・フードには少々飽きていた。テイストの違うものを食べたい。



タコスは当然のようにおいしかった。旅行中にこれまで食べてきたものとテイストの違うラテンな食べ物に、ガツガツ食べた。パリパリの皮にまかれた挽き肉とチーズがチーズバーガーのようにジューシーでおいしかった。


そしてタコライス。私はタコライスに偏見を持っていた。まず見かけ。それほどおいしそうではない。好きな人は好きかもしれないが、絶対的な基準ではおいしいかというと不明だ。しかし違った。絶対的においしい。おいしさに驚いた。満点。



挽き肉とチーズとトマト、レタスをご飯に混ぜるだけでどうしてこれほどおいしくなるのか、謎だ。1+1+1+1+1が5ではなくて、なぜか20になってしまう。タコライスの皿において個々の素材同士が出会ったことによる奇蹟的なハーモニーは、まるでウィーン・フィルみたいに美しい調和を見せる。タコライスのおいしさを発見したというのが旅行最大の発見だった。



そんなふうにタコライスを発見した嬉しさを抱いたまま、泡盛を買い、コンビニで氷を買って、ホテルに帰り、子供を寝かせ、沖縄最後の夜にささやかな晩酌をした。


人気ブログランキングへ
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 クラシックブログへにほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へにほんブログ村 クラシックブログ クラシックCD鑑賞へ