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沖縄に行ってきた(3)〜思い出・お土産編


沖縄旅行の最後の一日は、昼前の便ということもあって、観光はしなかった。ゆっくり起きて、ホテルの朝食を時間を気にせず食べて、遅くチェックアウトした。モノレールの駅まで歩いて行って、ゆいレールに乗って、空港に向かった。空港まで12分。まったく観光をしていないとはいっても、子供にとってはモノレールに乗ること自体が一大イベントだったようだった。大人にとっては移動のための単なる手段でしかないものが、子供とっては体験となる。タクシーで空港まで行った方が楽だし値段も沖縄のタクシーは安いが、モノレールにして良かった。


昔は遠くに出掛けて行ってもお土産なんて買わなかったが、最近は記念になるものなら少々高価であったとしても買うようにしている。買っておけばよかったと後悔するのは嫌なので、スパッと即決して鮮やかに買っている。


旅行が趣味と呼べるようになってからしばらくした頃、買い始めた土産は、本だった。美しい写真が載った本を買うようになった。私は、旅行、特に海外旅行に行くと必ず美術館に行く習慣があったので、その美術館の画集を買って帰ることが定例になった。ロンドンに行った時も、テート・モダンのお洒落な売店で、オシャレで重く、大変かさばる画集を何冊も買って帰った。


その次は、マグネットに夢中になった。観光名所の写真がプリントされたものや、国旗や特有のデザインがモチーフになったマグネットだ。スイスでも、上海でも、チェコでも、ハンガリーでも、マグネットを買ってきた。マグネットに対するマイブームは海外旅行だけのものではなく、京都市美術館で行われたボストン美術館に行った時も、モネの絵がプリントされたマグネットも買ってきた。そのうち、冷蔵庫の表面に貼るスペースがなくなってきた。


マグネットを貼るスペースが狭くなってきたとはいえ、旅行に行ったら、旅行と関連付けられる、記念になるような品を買って帰りたい気持ちに変わりはない。沖縄では幸運にもそんな品に出会うことができた。



このシーサーの置物はガイドブックの表紙にもなっているくらい有名なものだが、実物を見て、これは欲しいとすぐに思った。シーサーの置物はどこに行っても見つけられるが、これほどオリジナリティーのあるタイプは他ではまずない。『BIJOU BOX(ビジューボックス)』(→お店のHPはこちら)という、国際通りにある雑貨屋で。『白寿シーサー』という名称。石造りのように見えるが、木彫りである。



琉球ガラスのグラスは、以前に愛用のグラスを割って以来、欲しかったものだ。日本の観光地の多くでガラス工芸品は見られるし、観光に行くたびに買うことを前提に選んでいるつもりなのだが、過去に「これは!」というものに出会わなかった。しかし、これは即決だった。工業生産ではなくきちんと人の手で作られたもので、一点もの。並べられているすべて物が少しずつ違っていることが決め手になった。免税店の1階の物産コーナーで購入。


帰ってからこれらの箱を開けた時、幸せな気分が戻ってきた。すでに愛着がわいている。これから見るたびに沖縄に行ったときのことを思い出すだろう。自分や家族への、思い入れたっぷりのお土産だ。職場や親戚へのお土産は、「ザ・定番」のちんすこうにした。


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