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2012京都の紅葉(2)


南禅寺を後にして、永観堂に向かった。歩いて約5分。永観堂に到着する。私は、永観堂曼殊院詩仙堂という3つが、京都市東部におけるメジャーな紅葉スポットのベストスリーだと思っている。そのうちのひとつ。永観堂



平日にもかかわらず、ユニバーサルスタジオジャパンのチケット売り場のように混雑した入り口。そこを抜けて境内に入ると、そこには見頃真っ最中の紅葉が。目を奪われる。



燃えるような紅葉というのはこういう状態のことを言うのか。メジャーどころはさすがにすごい。紅葉の密度が違う。


 


金戒光明寺



今戒光明寺は、知恩院と並ぶ、浄土宗の総本山で、京都では「くろ谷さん」と呼ばれている。法然上人が草庵を開いたのが始まりで、幕末期には会津藩の本陣が置かれ、激動の時代の中心舞台となった。



通常、内部は非公開だが、秋の特別拝観が行われていた。この時期限定で、普段は見ることができない庭園と仏像が公開されている。何度も京都には行ったが、金戒光明寺の中に入るのは初めて。興奮してドキドキした。御影堂。運慶作と言われる文殊菩薩像がある。阿弥陀堂の天井画『龍図』。吉備観音。そして美しい庭園。貴重な体験だった。


 


見ごたえのある庭園。「紫雲の庭」と名付けられたこの庭園は、法然上人の生涯を「幼少時代」、「修業時代」、「浄土開宗」の三段階に分け、浄土宗の広がりを枯山水の中で表現している。平成23年に作庭された新しい庭園である。



紅葉にはまだすこし早かったが、池の水は透きとおり、木の葉のまばらな橙と深い緑のバリエーションが美しかった。



勾配の緩やかな階段に振りかかる低い枝に風情があって、私はこの階段がとても好きだ。「くろ谷さん」を後にするとき、いま下りてきた階段を振り返り写真を撮った。その後、『大エルミタージュ展』が行われている、京都市美術館に向かう。


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