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ブリジストンの折りたたみ自転車を買う


昨年末に折りたたみ自転車を買った。私は昔から折りたたみ自転車が欲しかった。


折りたたむと非常にコンパクトだし、デザインも凝ったものが多いので、大学生くらいの頃から憧れていた。あの小さい自転車に乗って街を走る姿が格好よく見えて仕方がなかった。


私は職場に自転車を置いていたがいつのまにか失ってしまい、しばらく自転車を保有していなかったので、思いきって買うことにした。


ブランド物のように高価な自転車もたくさんあったが、「餅は餅屋」という言葉もあるように、自転車のメーカーのものを選んでおけば失敗が少ないと思った。例えば時計は時計メーカー、靴は靴屋、鞄は鞄屋のものが間違いがない。時計ならセイコーシチズンがいい。電卓を買うならカシオ、シャープ、キヤノンがいい。フランフラン無印良品の電卓はオシャレだが使いにくい。「餅は餅屋」だ。


そんなわけで選んだのはブリジストンのスニーカーライトという自転車で、タイヤ違いで、16インチと18インチが発売されている。私はよりコンパクトな16インチのほうを選んだ。車に楽に乗せられることを優先したためだ。



この手の自転車についてひとつ心配なのは盗難だった。あまりにもコンパクトなため、鍵をかけても、その気になれば自転車ごと持っていかれてしまう。それについては、外の自転車置き場に置かず、玄関先のスペースにワイヤーで固定しておくことで解決した。これで安心だ。また、ユーザー登録をすればブリジストンによる1年間の盗難補償が標準で付属する点も決め手となった。



数週間乗ってみて、「小型の自転車だから」と諦める点が比較的少なかったのがよかった。ハンドリングはクイックだし、もちろん大きな段差を超えられないなど、小径タイヤの弱点はあるが、案外普通の自転車として楽しめた。一番重いギアにすれば、一般的な自転車の走行感覚に近くなる。


そんな顛末で購入に至った折りたたみ自転車は、いまはごく近所を乗り回し、弁当を買いに行くくらいしか活躍の場がないのだが、いずれ、神戸や大阪の都市部に車で出かけて行って、トランクから折りたたみ自転車を取り出して颯爽を乗り回す姿を夢見ている。