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和歌山ラーメンの旅〜2013春・季節外れの桜紀行


振り返るともう1か月以上前の話となるが、3月の終わり、春真っ盛りの和歌山に行ってきた。和歌山県が誇る(和歌山県には他にも高野山などの仏教聖地があるが)2つの名刹と1つの古社にお参りすることを中心に、桜を見て、和歌山ラーメンを食べて帰る計画を立てた。


◇ ◇ ◇


まずは「食べる」編から振り返っていきたい。


■中華そば専門店・正善


中華そば専門店 正善 (まさよし)
住所:和歌山県和歌山市直川612-1
営業時間:11:00〜22:00
定休日:木曜・第3水曜


この店には二度目の訪問となる。変わらず美味しい。前回感じたのとまったく同じ味だった。ぶれないのがすごい。相変わらずのクセのなさで、万人にお勧めできるラーメンだ。


■丸高中華そば六十谷店


丸高中華そば六十谷店
住所:和歌山県和歌山市六十谷69-11
営業時間:11:30〜22:00
定休日:水曜(祝日の場合翌日)


本日二食目のラーメンをいただく。和歌山ラーメンは量がそれほどないので(だから一緒にご飯や早すしを食べる習慣がある)、それほど頑張らなくても二杯はいける。


豚骨ベースの醤油味でとても濃厚だ。よくあるチェーン店のラーメン屋に特有の、化学調味料でピリピリするようなインパクトのある味ではなくて、こってししてはいるものの、こちらはずいぶん純朴だ。私の好みでいうと、いままで食べた和歌山ラーメンの中で、ナンバーワンかもしれない。良い店に出会った。


以上で、お寺の参拝を終えた後に空腹で2軒梯子した「食べる」編、終了。


◇  ◇  ◇


粉河


粉河寺は、西国三十三所観音霊場の第三番札所である。粉河寺は味のある門前町が印象的だった。規模は昔よりもかなり小さくなってしまったのだろうが、往時の繁栄ぶりを思い出させるような雰囲気が門前に残っている。



こんな感じで、参道の桜は満開だった。



「寺に桜」というのはどうしてこれほど美しく感じるのだろう。



中門。満開の桜が見事。東を向いても、南を向いても、どこを見ても桜、桜。



本堂を彩る桜。



枯山水粉河寺庭園は国の名勝である。お堂の前に枯山水というが珍しい。しかもその枯山水は石を多用した豪放さである。


根来寺


平安時代後期に創建された、高野山の僧・覚鑁による伝法院が由来。戦国時代に豊臣秀吉によって多くを焼かれたが、江戸時代に紀州徳川家の保護によって伽藍が復興された。


まだ4月にもなっていない頃なのに、根来寺の桜は散りかけていた。



根本大塔。日本最大の木造大塔。



伝法堂の本尊三尊像(大日如来金剛薩埵尊勝仏頂尊)がすごい。圧倒的な空間で、盧舎那仏薬師如来、千手観音の三尊を擁する唐招提寺の金堂を思い出した。


根来寺では、人出がすごくて、駐車場で大変な目に合った。無料駐車場なのは良いが、車の出し入れに責任をもつ人(係員)が存在しないため、出口入口の区別がなく(正確には入ることしかできないルートが一つ、入ることも出ることもできるルートが一つ)、かなり無茶苦茶というか、無政府状態となってしまっていた。しかし、幸運にも一台スペースが空いて、待たずに停めることができた。平日のことである。土日だったらと考えると、きっと恐ろしいことになっていたのではないだろうか。


■丹生都比売神



丹生都比売神社は、全国にある丹生神社の総本社である。密教の根本道場の地を探していた空海を、高野山に導いたとされる神を祀る。山中にあって、いくつものヘアピンカーブを曲がらないとたどり着けない場所にある。なんだかよくわからないが、気持ちが引き締まるような荘厳な雰囲気の神社で、パワーに溢れている場所と感じた。


そんなわけで春の散策を振り返る今日は5月12日。気温が25度を超える夏日だった。


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