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横浜・鎌倉


年が明けてから、横浜と鎌倉に行ってきた。メインは鎌倉で、鎌倉の仏像とお寺を見たかった。私の仏像への興味は3年前くらいから始まり、いまでは、休みとなると、京都と奈良を中心に、目指す仏像を求めて車を走らせる日々。したがって、チャンスがあれば鎌倉もぜひ訪れておきたいところだった。


大人になってから鎌倉には一度だけ行ったことがあったが、随分前のことで、北鎌倉で電車を降りて踏切を渡ったところに円覚寺があって、そこは花火大会みたいな混雑だったことと、銭洗弁財天がものすごい混雑だったことと、鶴岡八幡宮も相当混雑していたことくらいしか覚えていなかった。


そして今年。10年ぶりくらいで訪れた鎌倉はやはり混んでいた。行った時期が悪かったと言ってしまえばそれまでだが、初詣できっとすごいことになっている鶴岡八幡宮を避けたにもかかわらず、鎌倉らしく、混雑していた。


そんな喧騒のなかではあったが、鎌倉らしさを満喫できた。京都とは一味違ったお寺の雰囲気を味わったり、奈良の仏像ともまるで違うタイプの仏像を見ることができて、とても楽しい時間だった。匂うような新緑の季節に鎌倉を味わってみたいと思った。この良さは、きっと暖かくなってからさらに増してくるだろうということが感じられた。


高徳院



奈良の大仏と違って、国家事業ではなく民衆の寄付によって造られた大仏。もともとは大仏殿があったという記録があるが、13世紀に地震で倒壊してから、ここ数世紀、野外である。惚れ惚れとするような、なんとも気品のある表情である。鎌倉にはたくさんの素晴らしい仏像があるが、鎌倉で唯一の国宝仏というのが意外である。


長谷寺



長谷寺は、十一面観音を本尊に持つ霊場である。奈良の長谷寺も十一面観音を本尊に持ち、両者は同じ木から造られたと言われている。その一方は奈良の長谷寺の本尊となり、もう一方を海に流したら現在の神奈川県に流れ着き、それを本尊にしたのが鎌倉の長谷寺であると言われている。


多くの時間を鎌倉で過ごしたが、夜は横浜にホテルを予約していた。中華街も楽しかった。



まだ新しい媽祖廟関帝廟には行ったことがあるが、媽祖廟は初めて。中華街の風景によく馴染んでいる。



夕食は点心のコースの店で摂った。


 
 


想像の一歩前を行く旨さだった。調理の過程のどこかで魔法をかけたような。私が知っている点心の店のレベルを超えていた。「本物」の文字が頭に浮かぶ。いままで食べていた点心は何だったのだろうか。



二日目は、円覚寺建長寺浄智寺を廻った。3つのお寺で素晴らしい仏像に出会った。前日も含めると、かなりの数の仏像を見たことになる。鎌倉に詳しい人に聞くと、「鎌倉には京都とも奈良とも違った良さがある」と言われるが、確かにこれらの仏像は素晴らしかった。やっぱり自分の目で見てみないと、この良さは実感できない。わざわざ来た甲斐があった。


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