和歌山ラーメンの旅・2014年3月
先日、無性に和歌山ラーメンを食べたくなって、土曜日に仕事が終わってから、和歌山まで車を走らせた。ラーメンを食べに和歌山まで来るのは久しぶりだ。和歌山はもっと近いイメージがあったが、結構遠かった。大阪から１時間半くらいかかった。
昼食にしては遅い時間となってしまったので私はとても空腹だった。せっかくなので美味しい店で食べたかった。美味しいかどうかわからない店をわざわざ開拓するのはやめた。知っている店を選んだ。
まず訪れたのは、和歌山市の『山為食堂』。
有名店である。和歌山ラーメンというジャンルで、この店をトップに挙げる人も多い。ラーメン以外にうどんなどのメニューもあって、街の食堂というイメージの店。昼などは相当混雑するようだが、私が訪れた時間は空いていた。しかしチェーシュー麺が終了していたので、肉を食べたい人は早めの訪問が良いと思う。
スープに浮かんだかまぼこを見ると、これはまぎれもなく和歌山ラーメンだと実感する。
こってりとしているのに激しくない味で、イメージとしては、天下一品のラーメンをやさしくした感じ。こんなラーメンはここしかない。とてもオリジナリティがある。麺は、つけ麺によくあるような太麺で、それがドロッとしたスープとよく合う。私はスープはあまり飲まないようにしているが、気付けばたくさん飲み干してしまっていた。
まだ少し小腹がすいていたので、もう一軒行くことにした。『山為食堂』からは少し離れている『丸高中華そば六十谷店』に向かう。美味しいことはわかっている。もうすぐたどり着く２杯目のラーメンが楽しみになっている。
丸高中華そば六十谷店
住所：和歌山県和歌山市六十谷69-11
営業時間：11:30〜22:00
定休日：水曜(祝日の場合翌日)
こちらも通し営業なので、昼食時間を逃してしまった場合でも助かる。同じ『丸高中華そば』という店が和歌山市の中心部にあるが、そちらとは違う系統の味だ。何というか、素朴な感じがする。スープは豚骨ベースの醤油味でとても濃厚だ。麺は弾力があって、茹ですぎていないのが良い。和歌山ラーメンには、いくつかの系統があるが、こちらの店の味は典型的な「ザ・和歌山ラーメン」という味だ。
でもさすがに２杯は多かった。当分、空腹にはなりそうもない。夕食は抜こう。そんなわけで、まるで育ちざかりの学生みたいにはしごした２軒のラーメン屋巡りが終わる。
