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高野山の麓の『紀の川そば』〜慈尊院・真田庵


神社仏閣巡りのため、和歌山県橋本市に出掛けてきた。橋本市は、和歌山県の最北部に位置し、北は大阪府河内長野市に接し、東は奈良県五條市と接している。古くから高野山への参詣のための宿場として栄えた、高野山の麓の町だ。慈尊院、丹生官省符部神社、丹生都比売神社、真田庵にお参りしてきた。


昼はチェーン店ではなくてこの辺りでしか食べられないものを食べようと思っていた。JR和歌山線橋本駅と南海高野線紀伊清水駅の間くらいにある『紀の川そば』という店を選んだ。店のすぐ南に土手があって、傍を紀ノ川が流れる。


中華そばが有名で、店名にも「そば」と付くので、私はラーメン屋だと思っていたが、揚げ物や炒め物や、一品料理、定食メニューも豊富な食堂だった。家族連れと常連が多く、雰囲気は和やかで、古き良き日本の大衆食堂というイメージだった。



「ザ・中華そば」というイメージにぴったりのラーメン。いわゆる和歌山ラーメンの雰囲気とは違う、オーソドックスな中華そばだ。強烈な印象ではないが、じわじわ効いてくるおいしさ。毎週土曜日の昼はここのラーメンと決めている。という常連が多そうな、飽きない味。



焼き飯。家で作るような手作りの味。おいしい。


紀の川そば
住所:和歌山県橋本市東家6-6-18
営業時間:11:00〜20:00
定休日:日曜


慈尊院。かつて高野山は女人禁制だった。四国の善通寺より弘法大師を訪ねてきた母がここで暮らしていた。空海は母を訪ね、月に九回も山を下りてきたと言われている。



丹生官省符神社弘法大師空海によって創建された。



真田庵。真田幸村の屋敷跡に建てられたお寺。御朱印をいただこうと寺務所を訪ねた。御朱印は書いていただいたのだが、書いている間に女性の住職が(いまは一人でこのお寺を守っているらしい)おもむろに占いを始めた。何が始まっているのかすぐには認識できなかったが、私について占ってくれているらしい。生まれ年と月で占っていたので、占星術の一種だろうが、ここにない未知のものを手繰り寄せるような、ミステリアスな体験だった。思い当たらないこともあれば、かなり当たっているところもあった。占いは無料なので私に対して占っても何の得にもならないのにわざわざ占ってくれて、助言になるような言葉ももらった。お寺を守っているような人は、もともと霊感が普通の人よりも強いし、修行次第でその感覚はさらに研ぎ澄まされていく。住職の膨大なインスピレーションは常に発散されなければならないものなのだろう。小さなお寺でお寺自体には魅力的な仏像があるとかそういうお寺ではなかったが、お寺巡りでいままでこんな体験をしたことがなかった。珍しくて、貴重な体験をした。


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