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『江戸川なんばウォーク店』のうなぎ


店の名前はよく見かけていたが行く機会がなかったうなぎ店について書いてみたい。『江戸川』という店名から、東京に本店がある店だと思っていたが、違うらしい。経営母体は近鉄グループで、そういえば、難波や上本町、京都など、近鉄の主要駅のレストラン街に数多く出店している。デパートにも持ち帰り専門店がある。


大阪には関西風の地焼きを売りにする名店も多いし、江戸前、つまり東京風ふんわりとしたうなぎを食べられる老舗も多い。他に選択肢がたくさんあった。したがって、今まで行く機会がなかったのだが、先日、難波に行ったついでに、確かこの辺りに店があったはずだと思い出し、立ち寄った。


なんばウォークという地下街の中のレストラン街にあって、この辺りは大体混雑しているが、一歩店の中に入ると、静かな空間でほっと一息つくことができる。店内の照明はうなぎ屋らしく控えめで、小さめの音量でジャズが流れている。客層は30歳以上くらいから年配者くらいまでの夫婦が多い。年配の一人客も多い。子供はほとんどおらず、大声で話している人もいない。活気があって、うなぎを焼く煙が見えるような店も悪くはないが、落ち着いて、ゆっくり食べられ店もまた重要だ。


価格帯は、上や特上なら4,000〜6,000円くらい覚悟しなければならない昨今のうなぎ事情?からすると、安くはないが、このくらいが相場だ。うな重の並が2,500、上が3,100円。



私は「上」を注文した。



きわめて真っ当な江戸前うな重。蒸しが入るためふわふわでとても柔らかい。タレも必要最低限しかかかっておらず、足りなければテーブルにあるものを自分で足せばよいというシステム。これは、じゅうぶんに、美味しいうなぎだ。


難波の高島屋にある『竹葉亭』と比べると、うなぎの質、大きさ、蒸し、焼きのレベル、店の雰囲気など、いくつかの面で負けているが、向こうはもう少し高価だ。また、同じく江戸前のうなぎを出す、西天満の『志津可』、肥後橋の『だい富』などの老舗と比べると風情はないが、何しろ立地が大変便利だ。


『江戸川』は、日常使いの出来るうなぎ屋として重宝しそうだ。

【江戸川 なんばウォーク店】

住所/大阪府大阪市中央区難波2-1-14 なんばWALK
営業時間/11:15〜22:00(L.O.21:00)
定休日/不定休(なんばウォークに準ずる)


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