エルガーの交響曲第1番は、ブラームスの交響曲のように重厚でありながら、シベリウスの交響曲のように透明感がある。そしてワーグナーのオペラのようにドラマチックだ。 日本ではコンサートで頻繁に取り上げられるようなポピュラーな曲ではない。しかし、ク…

2007年はエルガー・イヤーだったが（生誕150周年）、私はほとんど、意識的には聴かなかったと言ってよい。 だから今年も残りわずか、師走も年の瀬がいよいよ迫ってから、「あ、今年はエルガーイヤーだった。もっと聴いとけばよかった」と後悔している。 この…