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SONY WALKMAN NW-ZX300を買った

SONYウォークマンXZシリーズ『NW-ZX300』を買った。


ZXシリーズとしては、後継のZX500、ZX707が販売されたので二世代前の型落ち機種となる。新しい機種ほど音質も向上したのかもしれないが、OSにアンドロイドを採用し音楽配信サービスに対応したZX500とZX707に私はそれほど魅力を感じていなかった。買うならZX300と思っているうちに、新しいものが発売され、買いづらくなっていた。だから型落ちというのは気にならず、というか、元々ZX300を狙っていたところに、amazonに良心的な価格で「ほぼ新品」が出品されていたため、思わず注文していた。


www.sony.jp



ZX300は区分としては高級機なので、エイジング前提で作られている。ある程度の時間鳴らしてみないと本来の音にならないということだ。ソニーによれば、200時間音楽を鳴らすことで本来の音質に到達する、とされている。バランス接続、アンバランス接続、Bluetoothそれぞれについて200時間必要なのかわからないが、かなりの時間鳴らさないといけないことになる。

SONY WALKMAN NW-ZX300


箱から出して音楽を入れて、まず聴いてみたところ、特段悪くない。というか文句ないレベルだ。楽器でいえば、奏者が変わったようだ。ウォークマンA50や、iPod touchと比べると、埋められない差を感じる。車の排気量が違うかのように、低音から高音まで量感もたっぷりだ。ヘッドホンをバランス接続したことも影響しているのだろうが、左右の分離も素晴らしく、今まで聴いていた音楽が別物に感じられる。高級機の力を見せつけられた。これがどのように変化していくのだろうか。


現在は200時間のエージングにはまだ至っていない。ほとんどがバランス接続で、まだ70時間くらいとなっている。しかしそれでも変化を感じている。まず50時間を超えたあたりから、音がまろやかになった。デジタルっぽさが少なくなり、アナログレコードみたいな豊かな諧調を表現するようになってきた。楽器や人の声の生の音に近い方向に進んでいるように思える。


いままで聴いてきた音楽を聴き直してみる。再生装置が変わったことによる新しい発見がある。音楽鑑賞がさらに楽しくなってきた。