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クラシック名盤・名曲と消費 生活 趣味

2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

最も「美しい」ピアノ協奏曲は?フレデリック・ショパン

もっとも「美しい」ピアノ協奏曲は何だろう?傑作であるかどうかは別にして、「美しさ」で選ぶとどうなるのか? シューマンだろうか?グリーグかもしれない。ラフマニノフの2番だって、モーツァルトの20番だって。美しいピアノ協奏曲は沢山あるがどれが一…

うなぎ・北新地ひし好

一週間以上前だが、昼ご飯にうなぎを食べに行った。 午前中ルーチンワークをしていて、それがチマチマとした仕事だったりしたら、ダークサイドに陥りそうになる。うまいものでもたべないとダークサイドに侵され、ダースベイダーになってしまう。 そうはなら…

うなぎ・北新地ひし好

ブーレーズ×ストラヴィンスキー『ペトルーシュカ』

以前にゲルギエフの指揮で聴いたストラヴィンスキー(1882年6月5日-1971年4月6日)のオーケストラ曲『ペトルーシュカ』(PMFオーケストラ演奏)。 私のiPodのなかには、必ず入っている曲の一つだ。だから聴かないでいる時間の方が当然長いのだが、なぜかこの…

ジョージ・ガーシュウィン『ラプソディ・イン・ブルー』

細かいことは考えずに気軽にただ聴ける音楽というのがある。私にとってはガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』がそんな曲だ。 ジョージ・ガーシュウィン (1898年9月26日-1937年7月11日) はアメリカ合衆国を代表する作曲家だ。 私はクラシックを聴く…

燃えるクラシック曲・チャイコフスキー交響曲第4番

一般にクラシックという音楽ジャンルは敷居が高いと思われているが、「燃える曲」というのが少なくない。 ベートーヴェンの交響曲第7番、ブラームスの1番、ドボルザークの「新世界より」、マーラーの2番「復活」、ラヴェルのボレロだってそうだ。「燃える…

気になる音質は?新しいiPod nano

Amazonに注文していた新しいiPod nanoがやっと届いた。 過去の例では発売後バカ売れして手に入らなくなることがあったので、早めにAmazonに注文したのだが、Joshinにも各色がズラリと並んでいて、拍子抜けした。店頭で買ったほうが早かった。 私は4ギガのブ…

妄想・ベルリオーズ「幻想交響曲」

誤解を恐れずに思いきって書くならば、ベートーヴェンが発展させ、マーラーにその終着駅があると以前に書いた、交響曲という音楽ジャンルの中間駅は、ベルリオーズの幻想交響曲だ。 歴史的に見て何がすごいのかといえば、初めての本格的な「標題音楽」である…

韓国伝統茶・五味子茶とクラシックの関係について

今日、突然、オミジャ(五味子)茶を飲みたくてたまらなくなった。職場の後輩たちと出かけた韓国旅行から帰ってきて1ヶ月とちょっと。一番懐かしいものは、焼肉でも韓定食でもなく、一杯のお茶だった。 オミジャ(五味子)茶- チョウセンゴミシというつる性…

耽美・シューベルト交響曲第8(7)番「未完成」

以前に、3大ヴァイオリン協奏曲について書いた時があったが、クラシックの3大交響曲といえば、ベートーヴェンの第五「運命」、ドボルザークの「新世界」、シューベルトの「未完成」だ。シューベルト交響曲第8(7)番「未完成」という標題の通り、未完の交…

新しいiPod nanoは「買い」か?

アップルコンピュータが新しいiPod nanoを発売した(→Appleホームページ)。 その大きな特長は、 ・前作のiPod nanoと同じ名を名乗り、廉価モデルが2ギガからになった。 ・8ギガモデルが登場した。 ・2色しかなかった旧型とは一転して多数のカラーを展開…

電子辞書を買う・CASIOエクスワードXD-ST9200

今日は消費ネタを。 電子辞書を買った。最初に買ったものから数えると、4台目だ。私が生来の浪費家にして生粋のエレクトロニクス好き、文学好き、海外旅行好き、クラシック好き(無関係)とあっても、いい加減どうなのかな〜と思ってしまう。 CASIO 電子辞…

森羅万象のブルックナー交響曲第7番

以前にこのブログで、ブルックナーのイメージについて、「神」とか、「森羅万象」と書いたことがあった。 クラシック音楽の名盤ガイドブックなどでも、表現は違うが同じような主旨のことが書かれていた。 ブルックナーを聴いている人はずるい、と思っていた…

「9・11」から5年、マーラーの「第九」を聴く

2機の航空機が世界貿易センタービルに突入した「9・11」から5年。私はアメリカ人ではないし被害者でもない。アメリカ合衆国を一度も訪れたことさえない。このことについて語る言葉を多くは持たない。だが今日がその日であるということだけ触れておきた…

ファンタジック!マーラー・交響曲第4番

魑魅魍魎のマーラーの交響曲の中で、第1番「巨人」と並んで、一番聴きやすい部類に入るのが、第4番だ。 第7番「夜の歌」が、マーラーのグロテスクな面をあらわした曲だとすれば、第4番は、マーラーのファンタジックな面をあらわした曲だといえる。 第4…

慎重派・ブラームスの交響曲

ヨハネス・ブラームス(1833年5月7日-1897年4月3日)は筋金入りの慎重派だ。 声楽曲や器楽曲、協奏曲の作曲家として、既に一廉(ひとかど)の活躍をしていた彼が最初の交響曲を完成させたのは随分と遅かった。 交響曲第1番は、およそ20年の歳月をかけて、18…

奇奇怪怪!?グスタフ・マーラーの世界

グスタフ・マーラー(1860年7月7日-1911年5月18日)。 マーラーの交響曲は魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界だ。 記憶の限界に挑戦するかのような複雑怪奇なメロディ。平坦な旋律の中に突然大きな音が登場したりする。楽器もギターやらトンカチ(!?)やら、…

大植英次×ヒラリー・ハーン×パガニーニ・ヴァイオリン協奏曲第1番

1979年生まれのアメリカ生まれの天才ヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンの新譜はパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番だ(シュポア:ヴァイオリン協奏曲第8番も収録)。10月25日発売だが、輸入盤は既に発売されているので、私は盆休み前に手に入れ…

大阪クラシック・大植英次×大阪フィル

今週、大阪では「大阪クラシック」というイベントが進行中である。 大阪に住んでいて「幸せだな〜」とつくづく思えるときがある。大阪の新世界で「ソース二度漬け不可!」の串カツを食べるという話ではない。指揮者の大植英次さんが音楽監督を務める大阪フィ…

ベートーヴェン・交響曲第4番〜カルロス・クライバー盤

交響曲全集を揃えて損がないほど、ベートーヴェンの交響曲は全てが傑作だが、私が特に気に入っている曲が第4番だ。 しかしこの4番。表題がないこともあってか、クラシックファンは別として、一般的には名曲の仲間入りができていないように思う。 まず、位…

サイモン・ラトル×ベルリン・フィル×ホルスト『惑星』(「冥王星」付き)

「冥王星」が「惑星」から除外された翌日に国内盤が発売された、サイモン・ラトル指揮によるベルリン・フィル演奏のCD『惑星』が売れている。初回1万枚の在庫が切れ、追加に1万枚オーダーが上がっているそうで、クラシックCDとしては久々のヒットとなる可…

クラシック名曲・名盤ガイドブックをレビューする

最近では「ベストクラシック100」のようなCDも出て、コアなファンや愛好家だけのものではなくなってきたクラシック音楽。裾野が広がっているのはクラシックファンの一人としてうれしいことだ。でもクラシックという膨大なアーカイブをどうやって探訪すれ…