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クラシック名盤・名曲と消費 生活 趣味

2007-01-01から1年間の記事一覧

2007年振り返り・コンサートランキング

漢検による、2007年を象徴する漢字は「偽」だった。 『発掘あるある大辞典』でのねつ造問題に始まり、不二家、ミートホープなどの食品偽装問題、「消えた年金」問題、安倍晋三氏の突然の総理辞任、ミャンマーの軍事政権による反政府デモ武力鎮圧と日本人ジャ…

エルガーのヴァイオリン協奏曲

2007年はエルガー・イヤーだったが(生誕150周年)、私はほとんど、意識的には聴かなかったと言ってよい。 だから今年も残りわずか、師走も年の瀬がいよいよ迫ってから、「あ、今年はエルガーイヤーだった。もっと聴いとけばよかった」と後悔している。 この…

大フィル・2008/2007定期演奏会プログラム発表

今夜はクリスマス・イブ。 最近の若い人たちは、クリスマスイブにディナー&ホテルにステイなんていうリッチな過ごし方をするのだろうか、あるいは居酒屋?家で鍋?などと、どうでもよいことを考えていたら(他人の過ごし方は気になる。ちなみに私は妻と一緒…

ミヒャエル・ギーレン&南西ドイツ放送響による1番

名曲・ブラームスの交響曲第1番。 ミヒャエル・ギーレン&南西ドイツ放送響による録音を聴いている。 Gielen Conducts Brahms Symphony 1アーティスト: Baden- South West German Radio Symphony Orchestra,Johannes Brahms,Michael Gielen出版社/メーカー:…

新書『疾風怒濤のクラシック案内』(宮本文昭・著)

この人が演奏の第一線から退いたということがいまだにピンと来ない。 宮本文昭さんは、2007年に現役のオーボエ奏者を引退し、今後は指揮者やプロデューサーとしての活躍が期待されている。最近では2007年CDデビューのヴァイオリニスト、宮本笑里さんの父親と…

ウェルザー=メスト×クリーヴランド管による第九「合唱」

ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱」(第九)。 年の瀬も迫ってくると第九の演奏会の季節だが、今年は行く予定がない。大植英次さんと大フィルによるベートーヴェン・チクルスの最終回が第九だったので「今年はこれだけでいいや」と思っていたら、都合が悪…

レスピーギの「ローマ三部作」噴水・松・祭り

19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍したイタリアの作曲家、レスピーギの代表作が「ローマの噴水」、「ローマの松」、「ローマの祭り」の交響詩3篇、通称「ローマ三部作」だ。 それぞれ、交響曲の4つの楽章のように4つの部分から構成されているが、内容…

『検索キーワード付 クラシック作曲家事典』

こんな本を購入した。 『検索キーワード付 クラシック作曲家事典』。 [rakuten:book:12543299:detail] 2007年11月発行の新刊。 本書は、アイウエオ順にクラシック音楽の600人の作曲家名が並べられていて、「プロフィール」と「代表作」(オペラ、交響曲、室…

ノリントンによる12番、29番、39番

11月25日に書いたブログに続いて(→【ノリントンの1番、25番、40番「ジュピター」】)、ノリントン&シュトゥットガルト放送響によるモーツァルトの交響曲選集。 モーツァルト : 交響曲 第12番、第29番、第39番 (Mozart : Essential Symphonies Vol. II ~ N…

大植英次×大フィル・第413回定期〜ラフマニノフ

大フィルの12月の定期演奏会に行ってきた。 前回のベートーヴェン・チクルスがここ最近では珍しいほどの低調ぶりだったので(とくに7番の前半)、大植さんの体調とオーケストラのコンディションについて心配していたが、今日の演奏を聴く限り、じゅうぶんリ…

松江・出雲そば・蒸し寿司

先月に引き続いて(→その時のブログはこちら)、島根県に出張に来ている。 家に帰れないのは体力的にも精神的にも大変な時があるが、時間を見つけて名所を訪れたり、その土地の名物を味わうことが出来るのは、そこでしか体験できない貴重な楽しみのうちの一…

クララ・シューマンのピアノ・コンチェルト

ロベルト・シューマンの妻・クララが、ピアノ協奏曲イ短調というコンチェルトを書いている。 音楽家としての英才教育を受けたクララは、いろいろと制約の多い時代にクラシック音楽界に生きて、作曲家兼ピアニストとして才能を発揮した。 幼い頃からの俊英ぶ…

大植英次×大阪フィル・ベートーヴェン交響曲チクルス(全曲演奏会)III

大植さんと大フィルによるベートーヴェンチクルスも3回目(過去のブログはこちら→【ベートーヴェンチクルスI】・→【ベートーヴェンチクルスII】)。 2007年11月29日(木) 19:00 大阪フィルハーモニー交響楽団 創立60周年記念公演 ベートーヴェン交響曲全曲演…

デジタル一眼レフ・D300、EOS 40D、α700/操作感触など

いまデジタル一眼レフカメラ(デジイチ)は、新製品ラッシュに沸いている。 フィルム一眼レフの最盛期にして末期。ニコンからF5とF100とF80、キヤノンからEOS 1VとEOS 3とEOS 7、ミノルタからα9とα7が発売されていた、なんとも贅沢な10年前(もっとずっと昔…

ノリントンの1番、25番、40番「ジュピター」

ノリントンとシュトゥットガルト放送響による1番、25番、40番「ジュピター」。 モーツァルト : 交響曲 第1番、第25番、第41番「ジュピター」 (Mozart : Essential Symphonies Vol. I ~ No.1, 25, 41 Jupiter / Roger Norrington, Radio-Sinfonieorchester S…

松江の和菓子・彩雲堂の「若草」、「春秋」

先々週、松江に行ったときに、和菓子を買ってきた。 和菓子については以前にも書いたことがあるが、最近けっこう関心を持っている(→「津山市・鶴聲庵の和菓子」)。 松江では18〜19世紀の茶人藩主、松平治郷(不昧)公の時代、茶の湯の文化が大きな発展を遂…

マリス・ヤンソンス&バイエルン放送響in大阪

このところ毎週末、クラシック音楽の演奏会の予定が入っている。 準・メルクル&フランス国立リヨン管を皮切りに、ティーレマン&ミュンヘン・フィル、ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場管と世界の一流指揮者とオケばかり。 仕事を終えて7時開演に間に合わ…

『ツァラトゥストラはかく語りき』の名盤

リヒャルト・シュトラウスの円熟の交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』。 この曲は何と言っても、映画『2001年宇宙の旅』に使われた序奏がよく知られている。 「パーパーパ〜♪パパ〜♪」というポピュラーなメロディから始まる冒頭は、瞬間的な爆発力があ…

ゲルギエフのショスタコーヴィチin大阪

島根県より帰阪。そして早速、今夜はゲルギエフとマリインスキー歌劇場管弦楽団の演奏会だった。 (画像は「フェスティバルホール」のサイトより) 11月16日(金)19:00 フェスティバルホール[指揮]ワレリー・ゲルギエフ [管弦楽]マリインスキー歌劇場管弦楽団…

宍道湖・島根県・松江で割子そばを食べる

駅の北部に名城・松江城。武家屋敷などの旧跡が残る城下町。茶の湯と銘菓の町。町の西には宍道湖。宍道湖の夕日がまた美しい。そしてお堀が町の縦横を走る。私は松江市を「ベルギーのブルージュのような町だ」と勝手に思っている。 松江を訪れるのは青春18切…

鳥取県・境港で巴(ともえ)丼を食べる

鳥取県・島根県に仕事の出張で来ている。今日が2日目。 境港の「境港さかなセンター」という市場の横にある「市場食堂」というお店で昼食を食べた。 いただいたのは、ウニ、イクラ、甘エビがたっぷりの巴(ともえ)丼。1,785円。 イクラが熟しすぎか、若干…

山陰4泊5日・ショスタコーヴィチ出張

今週は山陰地方(鳥取・島根)に4泊5日の出張に来ている。 今日は米子に泊まっているが雨が降ったり止んだりと天気が悪く、さらに気温も10度を下回るとあって、気持ちまでどんよりとしてきそうだ。 ショスタコーヴィチの交響曲第15番をBGMにかけていた…

アントニオ・パッパーノによる後期交響曲集

最近、アントニオ・パッパーノ指揮サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団による、チャイコフスキーの後期交響曲集、つまり4〜6番「悲愴」を聴いている。 チャイコフスキー:交響曲第4番&第5番&第6番アーティスト: パッパーノ(アントニオ),チャイコフス…

クリスティアン・ティーレマン×ミュンヘン・フィルin大阪

指揮者のクリスティアン・ティーレマンとミュンヘン・フィルの大阪公演に行ってきた。 随分前にチケットを購入していた公演で、このコンビによるブラームスの1番のCDがとても良かったこともあって(→そのときのブログはこちら)、非常に楽しみにしていた…

準・メルクル×フランス国立リヨン管弦楽団

準・メルクルの振るフランス国立リヨン管弦楽団の演奏会に、ザ・シンフォニーホールに行ってきた。フランスのオーケストラは、5月に聴いたチョン・ミュンフン指揮&フランス国立放送フィル以来(→そのときのブログはこちら)。 2007年11月3日(土・祝)2:0…

新そばを食べる・勝山歴史保存地区

入った蕎麦屋で「新そば始めました」、「新そば入荷」なんて書かれた貼り紙がしてあるととても嬉しい。 今週、岡山県真庭市勝山町(岡山市から車で2時間くらい)に出張したときに入った蕎麦屋で、そんな貼り紙がしてあった。 「一心庵」という蕎麦屋で、地…

エレーヌ・グリモーが大阪国際フェスティバルに登場

ピアニストのエレーヌ・グリモーが2008年の大阪国際フェスティバルに、ソリストとして登場する。 【→2008年・第50回大阪国際フェスティバルのページはこちら】 オーケストラはパーヴォ・ヤルヴィの振るフランクフルト放送交響楽団で、グリモーはベートーヴェ…

モスライスバーガー鶏つくね

スローフードに憧れつつも、日常的にはファーストフードのお世話になることも多い。 私は、ファーストフードの中ではフレッシュネスバーガーとモスバーガーが断然好きだ。 そんなモスバーガーの11月末までの限定メニュー。モスライスバーガー鶏つくね。 焼き…

ジャン=マルク・ルイサダのピアノ・リサイタル

ピアニストのジャン=マルク・ルイサダのリサイタルに、フェスティバルホールに行ってきた。 (↑画像はフェスティバルホールのサイトより。) 会場でプログラム変更の案内があったが、演奏中にさらに変更され、ショパンのスケルツォ第4番の代わりにベートー…

堺市・うなぎの「う玄武」

今週と先週は仕事が忙しく、夕食もコンビニおにぎりやサンドイッチを仕事中につまんで済ます程の、わびしく悲しい食生活だった。 そんな反動からか、今日は少々豪勢に、うなぎを食べに行ってきた。 ◇ ◇ ◇ 行ってきたのは、堺の名店「う玄武(うげんぶ)」(→…