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クラシック名盤・名曲と消費 生活 趣味

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

R.シュトラウス『町人貴族』と「徳島ラーメン」

今日は出張先の徳島からのブログ。 徳島県の国道を車で走っていて驚いた。 右手に見えた喫茶店の名前が『町人貴族』。 リヒャルト・シュトラウス。『町人貴族』はモリエールの戯曲にリヒャルト・シュトラウスが付けた劇音楽だ。すごいネーミングに驚いてしま…

モーツァルトの畢生の名曲・クラリネット協奏曲

明日から四国に出張。時間を見つけて徳島ラーメンとさぬきうどんを食べてきます。 ◇ ◇ ◇ モーツァルトについては数多く書いているが、今日はクラリネット協奏曲について。 モーツァルトの楽曲というのは、どうしてこんなに心に響くのだろう。「染み渡る」と…

光文社新書『20世音楽』・『20世紀絵画』

私は本は大体Amazonで、しかも目的の本のみを買うので、普段、書店に殆ど行かない。だからこんな意欲的な本が出ているとは知らなかった。本を買わないにしても、情報収集のために週一くらいで書店に行っておいた方がいいかなと思った。 美術史研究者である宮…

ショパンのピアノ曲あれこれ(3)〜ポロネーズ

ショパンの「軍隊」や「英雄」を聴いて一日の始まり・ポジティブな朝を迎える。 足取りも軽くなる。 コンチェルト、バラード、ノクターン、エチュード、プレリュードに続いては、ポロネーズ。 ポロネーズ(polonaise)とは、「ポーランドの〜」とか、「ポー…

大阪センチュリー交響楽団・第115回定期定期演奏会

今日、10月23日、大阪センチュリー交響楽団の定期演奏会に行ってきた。もう10月だというのにセンチュリーの定期はなんと(!)今期で初めて。あらためて、今年はあまりコンサートに行っていなかったなあ…と。 大阪センチュリー交響楽団・第115回定期演奏…

ラン・ランのリサイタルin兵庫県立芸術文化センター

昨日のブログにも書いたとおり、ピアニストのラン・ランのリサイタルに兵庫県立芸術文化センターに行ってきた。 プログラムは下記の通り。 モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 op.58〜休憩〜…

ラン・ランのインストアライブ&サイン会

クラシックのピアニスト、ラン・ランのインストアイベント&ライブに行ってきた。 ラン・ランは以前にも書いたとおり、中国人若手の世界的ピアニストだ。 場所は大阪・西梅田のハービスエントにあるJEUJIYAで。ニューアルバム『ドラゴン・ソング』を買ったと…

モーツァルトのフルート協奏曲#1×エマニュエル・パユ

「凛とした」という形容が何とも似つかわしい名曲である。背筋がすっと伸びていくような清々しい気分になる。 モーツァルトのフルート協奏曲第1番。 モーツァルトの協奏曲の中では、ピアノ協奏曲に次いではクラリネット協奏曲がポピュラーだ。モーツァルト…

ブラームス・ピアノ協奏曲第1番・スルメのような

ブラームスの最初のピアノ協奏曲。 チャイコフスキーやラフマニノフのピアノ協奏曲のように壮大ではない。ベートーヴェンのピアノ協奏曲のように優雅で勇ましくもない。シューマンのピアノ協奏曲のように詩的でもない。 前三者のような華麗さはないが、質実…

ブラームスを聴きたい季節がやってきた・交響曲第3番

ブラームスを聴きたい季節がきた。 朝夕がだいぶ涼しくなってくるとブラームスの季節だ私はクラシック音楽なら何でも聴くし好き嫌いはない方だが、曲を聴く季節には割にこだわる方だ。 例えば、夏にブラームスの交響曲第1、3、4番を聴くには、「ある決心…

10,000アクセス突破しました。

本日10,000アクセスを突破しました。 10000アクセスという数字は、著名人や有名ブロガーからすると数秒〜数分のアクセス数に過ぎないかもしれないけど、私にとっては大きな節目です。 書き始めて3ヶ月とちょっと。約100日中でブログを書いたの…

ショパンのピアノ曲あれこれ(2)〜練習曲と前奏曲

ショパンのピアノ曲のうち、練習曲と前奏曲について。 (→バラードとノクターンについてはこちら) 練習曲(エチュード)とは、文字通りピアノ演奏のためのテクニックの習得を目指した、ピアノストのための練習曲だ。 だから曲ごとに習得すべき技法が決めら…

大植英次×大阪フィル・第402回定期演奏会

コンサートに行ってきた。10月10日(火)と11日(水)は大フィルの定期演奏会だ。今日はその一日目。会場はいつものように大阪の福島にあるシンフォニーホール。 第402回定期演奏会 10月10日(火)・11日(水) 大植 英次 指揮 ブラームス/ヴァイオリン、…

国立国際美術館「小川信治展−干渉する世界−」

三連休なので遊びに行ってきた。 こういう日はどこに行っても混んでいるが、空いている場所がある。 現代美術の展覧会だ。 実は、別の日に京都国立近代美術館に、評判の「プライスコレクション伊藤若冲と江戸絵画」展にも行ってきたのだが(こちらは非常に混…

京都東山・はれまのチリメン山椒(by RICOH GR-D)

同じ会社のNさんから「チリメン山椒」をいただいた。 私が美味しいふりかけを探していることを話したからだろうか、いつもEXCELの使い方を嫌な顔一つせずに(←偉そう)教えてあげているからだろうか、気を使わせてしまって申し訳ない。 いただいた「チリメン…

ショパンのピアノ曲あれこれ〜バラードとノクターン

昔の話だが私の生まれた田舎のCDショップにはショパンはワルツ集しか売っていなかった。いくらなんでも、とお思いかもしれないが本当の話だ。 地元のCDショップが情報源の全てで、インターネットもAmazonなどもない頃の話だから、ショパンはワルツの作曲家だ…

ラン・ラン×バレンボイム×ピアノ協奏曲第1番

チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番はクラシック音楽の名曲中の名曲だ。ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」と並んで、有名な曲だ。 この曲を聴いて、首を傾げる人はたぶん少ないと思う。オーケストラのメロディの美しさと、ピアノの華やかさが同…

ラン・ラン×ピアノ協奏曲「黄河」(『ドラゴン・ソング』より)

中国人のクラシック音楽ピアニスト、ラン・ラン(Lang Lang,郎朗,1982年6月14日-)のニューアルバムが発売された。 ラン・ランは、ともに中国出身のピアニストであるユンディ・リの好敵手である(生まれも同年)。 ユンディ・リは、第14回ショパン国際ピア…

ショパン・ピアノ協奏曲第1番(ピアノ六重奏版)

一昨日に続いてショパン。 ショパンのピアノ協奏曲第1番にはとても興味深いCDがある。 それが、フランス人ピアニスト、ジャン・マルク・ルイサダのCDだ。協奏曲がピアノ六重奏版にアレンジされ、ルイサダのピアノに、弦楽クインテット(五重奏団)の伴奏が…