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クラシック名盤・名曲と消費 生活 趣味

2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

バレンボイム×メンデルスゾーンの『無言歌集』

『無言歌集』はメンデルスゾーンが残したピアノ曲集で、全8巻・全48曲に及ぶ。曲数は多いものの、技巧的には簡素で、演奏時間も1分〜3分程度に収まる、小品といってよいくらいの曲ばかりだ。非常に有名なピアノ曲「春の歌」も『無言歌集』に含まれる。 メ…

シューベルトの交響曲第9(8)番ハ長調「ザ・グレート」

「ザ・グレート」というのはシューベルトがつけた標題ではなく、同じハ長調の交響曲である第6番との比較で、「大きい方」という意味を示すに過ぎない(第一、シューベルトなのに英語の標題なんて)。小規模な作品の多いシューベルトの交響曲の中にあって最…

コバケン×アーネム・フィル×来日公演×大阪

炎の指揮者、コバケン(小林研一郎)擁するアーネム・フィルの来日公演に行ってきた。(余談だが7月1日に大阪でローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団と共演予定だったアルゲリッチが来日中止だそうだ。お知らせのチラシが入っていた。公演自体がキャンセ…

大フィル定期・第405回2日目・寸評

大フィルの定期に行ってきた。今期も残すところ2回。 大植英次・音楽監督は病気療養のため、指揮者・プログラムともに変更。当初はマーラーの交響曲第9番の予定。非常に楽しみにしていたので大変残念だが、予定通り会場に足を運んだ。 大阪フィルハーモニ…

ネーメ・ヤルヴィの『ペール・ギュント』第1組曲・第2組曲

グリーグの『ペール・ギュント』は、もっともポピュラーなクラシック音楽の一つだ。中でも、「朝」は、ケータイの着信音にもなっているくらいポピュラーな名曲。 もともとがイプセン作の戯曲『ペール・ギュント』の劇音楽なので、全曲版を聴きたいところだが…

新しいデジカメを買った/ニコンD80

新しいデジカメを買った(はあ…これでいくつ目だろう)。機種は、キムタクがCMで「やっぱいいわ」と言っているニコンD80。購入したのは3ヶ月も前のことだ。 Nikon デジタル一眼レフカメラ D80 ボディ出版社/メーカー: ニコン発売日: 2006/09/01メディア: …

アンセルメ/フランス音楽コンサート

「フランスのオーケストラ曲っていいなあ」を実感するCD。 天国と地獄?アンセルメ/フランス音楽コンサートアーティスト: アンセルメ(エルネスト),シャブリエ,オッフェンバック,フランク,デュカス,エロルド,トーマ,オネゲル,スイス・ロマンド管弦楽団出版社…

徳島ラーメンを巡る(その2)

徳島ラーメンについて。 以前に徳島ラーメンのことを書いたが(→そのblogはこちら)、あれからもっといろいろなところを食べ歩いたのに、整理できずにいた。 徳島ラーメンというと、(1)量が少なく、(2)味が濃くて、(3)煮込んだ豚肉が入っていて、(4)生卵…

リヒャルト・シュトラウス、交響詩『英雄の生涯』

デコレーションケーキのような曲だ。あるいはショーケースに並んだオーケストラ。あるいはオーケストラの見本市。 指揮者がやりたいようにやって、オーケストラの力量も存分に発揮させる。こういう曲をコンサートで聴くのは愉しい。 リヒャルト・シュトラウ…

ロッシーニのオペラ序曲集×デュトワ

オペラというと実演は言うに及ばず、CDでも休日などのまとまった時間のあるときにしか聴かない。また対訳本を片手に聴くのはなかなか大層だ。しかし、こういうCDは通勤でも気軽に聴くことが出来る。 前N響常任指揮者で現在は名誉音楽監督を務めるシャル…

ジャクリーヌ・デュ・プレ、エルガーのチェロ協奏曲

エルガーイヤー(生誕150年)の2007年も2月の半ば。私のエルガー初めは大阪フィル定期演奏会のエルガーのチェロ協奏曲になる。 大阪フィルハーモニー交響楽団 第406回定期演奏会 3月29日(木)・30日(金)19:00開演 ザ・シンフォニーホール 指揮:秋山和慶 女声…

リスト・ピアノ協奏曲第1番

パガニーニのヴァイオリンの超絶技巧に接し「ピアノ界のパガニーニになる」という決意を持ったというエピソードを持つ作曲家リストは、ピアノの巨人であるばかりか、交響詩というジャンルを生み出した音楽史上の巨人でもある。 リストというとフジコ・ヘミン…

シノーポリのマーラー4

イタリア人指揮者といえば私にとってはアバドとムーティだ。アバドとムーティは随分前から第一線で活躍しているが、今ノリにノッているのはシャイーとファビオ・ルイージだろう。 シノーポリもイタリア人だ。まだ若かった。オペラ指揮中の突然の死は夭折と言…

シベリウス交響曲第7番×C.ディヴィス×ロンドン響

冬なのに今日は一日蒸し暑いとさえいえる陽気だった。 暖冬は、北欧の氷河のようなシベリウスの音楽を聴くにはふさわしくないような気もする。 私はシベリウスをかなり好きなのだが、シベリウスの曲はブラームスやチャイコフスキーの曲と違って大きな起伏は…

サン=サーンス・交響曲第3番「オルガン付き」

サン=サーンスの代表的な交響曲は、「オルガン付き」の表題を持つ交響曲第3番だ。 ピアノとオルガンの名手でもあったサン=サーンスがオルガン独特の音響効果を駆使して書いた曲だけあって、オルガンは時に華やかに独奏的に、時にオーケストラと溶け合う。…

三島・うなぎ紀行

静岡県の三島市でうなぎを食べた。 「桜屋」、「本町うなよし」、「元祖うなよし」〜。三島は、うなぎが美味しい店が多いことで有名だ。私は高校のとき、三島駅を通学に利用していた。 が、私は昼に学校を抜け出してうなぎ屋に入るような高校生ではなかった…

読売日響・第136回東京芸術劇場名曲シリーズ

所用があって東京へ。 せっかくの東京なので、空いた時間に行こうとコンサートのチケットを予約しておいた。東京のオーケストラの演奏を聴く機会はあまりないので、こういうチャンスを利用しないと。 読売日響(読売日本交響楽団)の名曲シリーズが芸劇であ…