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クラシック名盤・名曲と消費 生活 趣味

ブルックナー

休日にブルックナーを聴く

忙しい日が続くと、音楽を聴かずに終わる日が幾日も続くことがある。「ああ、今日は何も聴かなかったな」と自分で気付けばまだ良い方で、いつの間にか音楽を全然聴かなかった日が続いていた、ということが結構ある。 最近もそうで、ゴールデンウィークが始ま…

ラトル&ベルリン・フィルのブル9(4楽章補筆完成版)

サイモン・ラトルとベルリン・フィルによるブルックナーの交響曲第9番を手に入れて最近聴いている。この録音の珍しいところは、補筆による第4楽章を加えた、全4楽章構成の交響曲として演奏していることだ。 ■国内盤ブルックナー:交響曲第9番(第4楽章付)補…

交響曲第6番×スクロヴァチェフスキ

ブルックナーが本当にブルックナーらしくなるのは交響曲3番以降で、そんな中でもっともマイナーなのは6番だ。 私がブルックナーを聴き始めたのはまず3番、4番からで、それらは最初からいいなと感じて、その後聴いた5番で「開眼」(←大げさ)し、5番を「自分…

ベーム&ウィーン・フィルのブルックナー4「ロマンティック」

ベーム&ウィーン・フィルによるブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」。 ブルックナー:交響曲第4番アーティスト: ベーム(カール),ブルックナー,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック発売日: 2…

ティーレマンのブルックナー5

久しぶりのクラシック音楽のCDのレビュー。1ヶ月振りくらい?の再開だ。 ◇ ◇ ◇ ティーレマンのブルックナーの交響曲第5番。 クリスティアン・ティーレマンは、ドイツのクラシック音楽界の期待を一身に背負うドイツ人の若手−中堅実力派指揮者だ(1959年生…

ブルックナー・交響曲第8番

私はブルックナーの交響曲の中では(全部好きだが強いて言えば)特に5番や7番を特に好んでいるが、規模と内容の深さから言って、8番が一番の傑作だと思う。 8番は、ブルックナー作品中の傑作であるだけにとどまらず、ベートーヴェンの第九「合唱」やブラ…

ブルックナー・交響曲第3番「ワーグナー」

ブルックナーの交響曲第3番は同じドイツの作曲家・ワーグナーに献呈されたため、「ワーグナー」という標題で呼ばれている。とはいえ、現在よく聴かれる「ワーグナー」は、第1稿の世界初録音であるインバル盤など一部のCDを除いて、ワーグナーの音楽から…

ブルックナー体験・交響曲第4番「ロマンティック」

好きな人にはたまらないが、好きでない人にとっては全くどうでもよい作曲家の筆頭がブルックナーだ。 ブルックナーの交響曲は何しろ長い。 交響曲第8番などは演奏時間で90分程度にもなるので、演奏会では大抵、1曲のみのプログラムとなる。4番、5番、…

森羅万象のブルックナー交響曲第7番

以前にこのブログで、ブルックナーのイメージについて、「神」とか、「森羅万象」と書いたことがあった。 クラシック音楽の名盤ガイドブックなどでも、表現は違うが同じような主旨のことが書かれていた。 ブルックナーを聴いている人はずるい、と思っていた…