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クラシック名盤・名曲と消費 生活 趣味

2007-01-01から1年間の記事一覧

ゲルギエフ×キーロフ・オーケストラの「悲愴」

ゲルギエフとキーロフ・オーケストラによるチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」を聴いている。 ゲルギエフによる「悲愴」というと、ウィーン・フィルを振ったライブ盤がとくに有名だが、総監督を務めるキーロフ・オーケストラによる「悲愴」も相当すごい…

ドヴォルザーク・チェロ協奏曲・名盤紹介

現代音楽オンリーのアバンギャルドで刺激的な演奏会を聴いたばかりなので(→大フィル第412回定期)、古典的で、とにかくメロディのはっきりした曲を聴きたくなった。 今日はずっと家で過ごしたので、iPodでなく自宅のオーディオでクラシック音楽を楽しんだ。…

大フィル・第412回定期・現代音楽

金曜日、大フィル(大阪フィルハーモニー交響楽団)の定期演奏会だった。 大阪フィルハーモニー交響楽団 第412回定期演奏会2007年10月18日(木)、19日(金) 18:00開場 19:00開演 ザ・シンフォニーホール指揮:オリヴァー・ナッセン 独奏:アンシ・カルトゥネン…

アバドのベルリオーズ「幻想交響曲」

クラウディオ・アバド指揮、シカゴ響による幻想交響曲を聴いている。 ベルリオーズ:幻想交響曲アーティスト: アバド(クラウディオ),ベルリオーズ,シカゴ交響楽団出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック発売日: 2006/11/08メディア: CD購入: …

小山実稚恵 ピアノ・ロマンの旅(第4回・幻想と現実)

ピアニストの小山実稚恵さんのリサイタルに、大阪のいずみホールに行ってきた。 大阪のいずみホールは、ザ・シンフォニーホール(1704席)と比べると一回りも二回りも小さなホールで(821席)、2階席は左右のバルコニー席のみで、器楽や室内楽の演奏会を聴…

チャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲の名盤

いわゆる3大ヴァイオリン協奏曲は、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームスだが、それらに続いてポピュラーなのはサン=サーンス、チャイコフスキー、シベリウスあたりだろうか。 チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。 抒情的でスケールの大きな…

堺市・中華の隠れた名店「廣龍」

行きつけというにはそれほど通っていないが、稀に行くというほど稀でもない、中華料理店がある。 そこに先週、行ってきた。 『あまから手帖』をはじめとする様々な雑誌やグルメ本、テレビ番組に度々登場してきた堺の名店、「廣龍」だ。 初めて行ったときには…

カルフールで外国産ビールを買う

先日、近所のカルフールでビールをたくさん買ってきた(禁酒中じゃなかったっけ?)。 カルフールは日本ではイオンに売却されてしまったとはいえ、もともとの経緯からか珍しい外国用食材が多いので、たまに行くと大量に衝動買いをしてしまう。 しかし以前に…

ティボーデplaysサン=サーンス:ピアノ協奏曲2&5「エジプト風」

私はクラシック音楽の中でもピアノ協奏曲というジャンルが好きで、自然とこのジャンルのCDが増えてくる。シューマンのピアノ協奏曲やベートーヴェンのピアノ協奏曲などは新譜が出るたびに買っていくような感じなので、CDがどんどん増える。だから自宅で…

アルプス交響曲×プレヴィン/×ティーレマン

ゴージャス。豪華絢爛な音のドラマといって良い。 アルプス交響曲は、ドイツアルプスへのリヒャルト・シュトラウス自身の登山体験がもとになってできた曲だ。 オーケストラの表現力をこれでもかというくらい駆使してアルプス登山のさまざまな局面を表現した…

エレーヌ・グリモーの「皇帝」&ピアノソナタ28番

エレーヌ・グリモーによるベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」。 これが実に素晴らしい演奏で、演奏・録音しつくされた「皇帝」に新しい録音でこれだけ良いものがあることにビックリした。早くも私のiPodのヘビーチューンとなっている。とても丁寧に…

ドビュッシーの夜想曲

数日前までの暑さが嘘のように日中も涼しくなった。こういう日の夕方から夜にかけてはドビュッシーの「夜想曲」を聴きながら静かに過ごしたい。 ドビュッシーの夜想曲は、次の3つの部分からなる、この作曲家渾身の管弦楽曲だ。 1.「雲」 (Nuages)2.「祭」…

モーツァルトの交響曲第29番イ長調

最近私が好んで聴いているのがモーツァルトの交響曲第29番イ長調だ。 29番は、モーツァルトの交響曲の中では、第36番「リンツ」(→「リンツ」に関する過去のブログはこちら)と並んで好きな曲のうちの一つ。この曲は1774年の作品なので、1756年生まれのモー…

Apple iPod classic 80GB(シルバー)レビュー

先日、アップルの新製品発表の前日という実に悪いタイミングでiPod nanoの赤を購入してしまったのだが(→その時のブログはこちら)、新製品の魅力には抗いがたく、気がついたときには大容量のハードディスクモデルiPod classicの80ギガモデルの注文ボタンを…

津山市・鶴聲庵の和菓子

先日、仕事で岡山県の津山市に行ったときに、和菓子を買ってきた。 我が家に『和菓子』という本があることもあって、最近とくに和菓子に興味を持っていた。 NHK 美の壺 和菓子 (NHK美の壺)作者: NHK「美の壺」制作班出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2007/04…

グスターボ・ドゥダメルのマーラー5

ラトル、アバド、バレンボイムがその才能に惚れ込んだアルゼンチン出身の26才(!)の若手指揮者、グスターボ・ドゥダメルは、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」&7番でドイツグラモフォンからメジャーデビューした。 【→過去のブログ「グスターボ・ドゥダ…

サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番

サン=サーンスは生涯にヴァイオリン協奏曲を3曲書いた。 その中で演奏会などで取り上げられる最もポピュラーなものは第3番だ。 仮にサン=サーンスがヴァイオリン協奏曲をこの曲1曲しか遺さなかったとしたら、ベートーヴェン、メンデルスゾーンやブラー…

大フィルグッズ・大植ストラップ

先日の大阪クラシックの「悲愴」公演のときに(→そのときのブログはこちら)、大フィルグッズを購入した。 大フィル創立60周年記念の携帯ストラップ。大植英次音楽監督をモデルにした、通称「大植ストラップ」。 ちなみに実物はこちら。 (↑写真は大フィルの…

大フィル・第411回定期「“踊る主席”にラモン・ガンバ舞う」

今日は大フィル定期演奏会だった。 大フィルは、ベートーヴェン・チクルスに、「大阪クラシック」の怒涛の1週間を経て、休む間もない定期演奏会。 忙しい忙しい。団員の悲鳴が聞こえそうなくらいで、気の毒なほどのハードスケジュールだが、今日はとっつきの…

ティーレマンのブルックナー5

久しぶりのクラシック音楽のCDのレビュー。1ヶ月振りくらい?の再開だ。 ◇ ◇ ◇ ティーレマンのブルックナーの交響曲第5番。 クリスティアン・ティーレマンは、ドイツのクラシック音楽界の期待を一身に背負うドイツ人の若手−中堅実力派指揮者だ(1959年生…

マイケル・ムーア監督『シッコ(Sicko)』

土曜日に『シッコ(Sicko)』(→日本語版公式HPはこちら)を観た。 『華氏911』のマイケル・ムーア監督による、アメリカの医療システムの問題点を描いたドキュメンタリー映画。 重いテーマの映画だったが、色々と考えさせられる素晴らしい映画だった。 (↑…

iPod nano(赤)購入…到着、新iPodシリーズ発表・発売

iPod nanoの赤が欲しくなって購入した。赤は店頭で買えないのでアップルに注文した。 アップル純正の文字刻印サービスも利用して待つこと1週間。商品が無事到着。 「USHINABE SQUARE」の刻印に喜んでいたらその日に新しいiPodシリーズが発表された。ガーン…

大阪クラシック2007・大植英次×大フィルのチャイコフスキー「悲愴」

世界陸上の興奮も冷めやらぬ中、大阪では、大阪フィルによるクラシック音楽のイベント「大阪クラシック」が行われている。 この1週間、午後から夜にかけて、大阪の御堂筋界隈では、カフェ、会議室、デパート、企業のショールーム、コンサートホールなど様々…

フランクフルト、シュテーデル美術館

フランクフルトの1日が旅行の最終日だった。 日本に帰る便が21時発だったので、1日たっぷり時間があった。 レーマー広場で時間をつぶす。市街中心部・ハウプトヴァッヘやゲーテ通りのブランドショップ(BREE、マンダリナダック、アイグナーなど)をウイン…

ニュルンベルク

ミュンヘンからフランクフルトまではICE(ドイツの高速列車)で3時間かかる。大阪から東京に行くような感覚だろうか。ニュルンベルクはミュンヘンから1時間。大阪からは名古屋に行くような感じだ。 フランクフルトに向かう途中、ニュルンベルクに立ち寄…

大フィル・ベートーベン・チクルス(2)

旅行記はちょっとお休みして、クラシックの話題。今日はおよそ一ヶ月ぶりのコンサートだった。 大植英次さん指揮による大フィルのベートーベン・チクルス(全曲演奏会)も2回目(→第1回のブログはこちら)。今日のプログラムは、4番、5番「運命」、6番「田…

ミュンヘン−3つのピナコテーク

ドイツは美術大国で、各地に世界的な美術館がある。例えば、ベルリンの絵画館(Gemäldegalerie)とナショナルギャラリー、ドレスデンの新旧2つのマイスター絵画館、ハンブルク美術館、フランクフルトのシュテーデル美術館、ケルンのヴァルラーフ・リヒャル…

なにを食べてきたか〜旅の食事

スイスは物価が高いこともあって、食事は大体、ファーストフードで済ませた。ファーストフードといっても、万国共通のマクドナルドでなくて(スイスの物価ではマクドナルドでもセットにすると日本円で1,000円くらいかかる)、駅の立ち食いピザとか、パニーニ…

世界遺産の町・ベルン

スイスの首都、ベルン。 ベルンに行きたいと思ったのは、雑誌に載った一枚の写真からだった。 赤茶色のレンガの屋根。石畳の道。石造りの町。噴水。時計塔。大聖堂。 とても美しい街だと思った。 ベルンの旧市街は、ユネスコの世界遺産に登録されている。 一…

チューリヒ〜バーゼル市立美術館

ミラノ−チューリヒ間を結ぶ直通列車、チザルピーノに揺られて3時間、チューリッヒに到着した。 ◆リマト川、チューリヒ チューリヒはとても現代的で、清潔で美しい街だった。リマト川の左右に街が広がる町は、左岸がモダンな街並で現在の中心部。右岸には旧…