ティボーデplaysサン=サーンス:ピアノ協奏曲2&5「エジプト風」
私はクラシック音楽の中でもピアノ協奏曲というジャンルが好きで、自然とこのジャンルのCDが増えてくる。シューマンのピアノ協奏曲やベートーヴェンのピアノ協奏曲などは新譜が出るたびに買っていくような感じなので、CDがどんどん増える。だから自宅で山積みのCDの中から意中の1枚を探すときなどは本当に大変だ。
とはいえ豪快なオーケストラに乗ったり、逆にオーケストラを挑発するように、ピアニストが華麗なテクニックを見せるところは、このジャンルを聴く楽しみの一つである。
- アーティスト: ティボーデ(ジャン=イヴ),サン=サーンス,フランク,デュトワ(シャルル),スイス・ロマンド管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2007/09/12
- メディア: CD
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「華麗なるテクニックと精妙なタッチ、フランスを代表するピアニスト、ジャン=イヴ・ティボーデの最新作は、ピアノの名人芸がふんだんに盛り込まれたサン= サーンスのピアノ協奏曲。初期の代表作である第2番と、ヌビアのラヴ・ソングの旋律が用いられた《エジプト風》という愛称を持つ第5番が収録されています。ロマンティックなメロディを湛えつつ、ヴィルトゥオーゾ的なテクニックを必要とする聴き応え十分な2つの協奏曲です。バックにはコンサートやレコーディングでも何度も共演しているデュトワとスイス・ロマンド管弦楽団が味のある演奏で花を添えています。」(ユニバーサル・クラシックのHPより引用)
サン=サーンスのピアノ協奏曲は5曲あって(→過去の記事はこちら)、どれも魅力的な曲ばかりだ。
私はこの5曲のピアノ協奏曲の中では2番と5番が特に好きなので、このカップリングは嬉しい。
ジャン=イヴ・ティボーデは傑出したテクニックを誇るフランス人ピアニストで、同じフランス出身のピアニスト、エレーヌ・グリモーがロシアものから始まってドイツものを精力的に演奏・録音しているのとは対照的に、フランス音楽を中心にその中でレパートリーを拡大してきている。
王道を行く名人芸。華麗で繊細なテクニック。鮮烈で情熱的なタッチ。遊び心。色彩溢れる音色。
いっぱいいっぱいでなく、堂々とした余裕が感じられる。第2番の第3楽章での真珠を連ねたようなタッチには色気も漂っている。
サン=サーンスの音楽にぴったり。
この調子で1、3、4番も録音して欲しいところだ。
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