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ブーレーズ×ストラヴィンスキー『ペトルーシュカ』


以前にゲルギエフの指揮で聴いたストラヴィンスキー(1882年6月5日-1971年4月6日)のオーケストラ曲『ペトルーシュカ』(PMFオーケストラ演奏)。


私のiPodのなかには、必ず入っている曲の一つだ。

だから聴かないでいる時間の方が当然長いのだが、なぜかこの曲は入っている。


ストラヴィンスキーの3大バレエ音楽は、『火の鳥』、『ペトルーシュカ』、『春の祭典』だが、この中で、私が一番好きなのは、『ペトルーシュカ』だ。

春の祭典』の方が、歴史的には重要な曲なのかもしれないが、現代音楽の扉を開いたともいえる曲とあって、頭から尻尾まで傑作だと思える作品には違いないのだが、日常的に付き合うには結構重い。


ペトルーシュカ』は、バレエ音楽だがもちろんコンサートでは単独で演奏される。

曲は、「第1部・謝肉祭の市」、「第2部・ペトルーシュカの部屋」、「第3部・ムーア人の部屋」、「第4部・謝肉祭の市」の4部で構成されており、コンサートでは続けて演奏される。


ストーリーは、わら人形のペトルーシュカの物語だが、私はあまり興味がない。

というよりも、音楽だけで十分に満足できている。


CDはブーレーズ指揮のものが素晴らしい。


ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ

ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ


エネルギッシュなゲルギエフの指揮とは違って、ブーレーズは曲の明晰さを大事にする指揮者だ。各パートの重なりに気を使い、透明な音楽作りがされている。


ペトルーシュカ』は、オーケストラを聴く愉しみに溢れている。研ぎ澄まされた切れ味の管弦楽に、歯切れの良いピアノが入ってくる。


音符を耳が欲しているとき、このCDは重宝する。


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