ソウルの街歩き〜ソウル旅行(1)
昨日、3泊4日の韓国ソウル旅行から帰ってきた。
私はツアーが苦手で(オプショナルツアー程度の団体行動ですらダメだ)、少々の不便があっても個人旅行を選ぶ方なので、今回も勝手気ままな個人旅行だった。
例えば、ツアーのバスの車窓から見えるあの通り。あの路地を曲がると何があるのか。あの屋台では何を売っているのか。美味しいのかまずいのか、そういう、ひねくれた関心があるので、やっぱり個人旅行しかない。
ソウルでは、気になるエリアに行って、写真を撮りながら街を歩き、疲れればカフェや伝統茶の喫茶店で休み、お腹が空いたらご飯を食べ、何も考えず、リラックスして、自然のままに過ごした。日本のことや細々とした日常のことは一切思い出さなかった。
私が韓国で好きな点は、人が、街が、国が、直線的なエネルギーに溢れている点だ。活力があって、極端なほどに直情的で、恥ずかしくなるくらいに初心で純情なところがある。そんな魅力を韓国に感じ、何度も足を運んでいる。
◇ ◇ ◇
■東大門市場(トンデムンシジャン)
ホテルに着いた時間が夕方だったので、夜の遅い東大門市場に行くことに。
東大門市場は、ひと言でいうと「カオス(混沌)」。平均的にイメージするアジアの市場という感じだ。市場だけあって、衣類、食品、電気、雑貨。様々な商品を売る店、テント、露店が、きわめて広いエリアにまたがって存在している。アジア諸国から商人が買い付けに来る。そして現地の人にとってもデートスポットであり遊び場でもある。若者向けファッションのビルが濫立する。
東大門エリアは、夜の9時くらいから混雑のピークを迎える。斗山タワーが10:30〜翌日5:00まで営業、ミリオレ東大門が10:30〜翌日4:30まで営業というように、信じられないことになっている。何度通ってもこれには驚く。まさに、眠らない街だ。
■梨泰院(イテウォン)
米軍基地の近くにある。西洋人ばかりでなく、様々な人種の人をみかける。人種のるつぼ。革製品やオーダーファッションで定評のある地区だ。客引きもすごい。「お兄さん、カンペキなニセモノのカバンあるよ!」、「よくできたパチモノあるよ」など、誰がこんなテキトーな日本語を教えたのかと思うほどだ。
私はあまり好きになれない地区である。全体的に危険なオーラがあるというか、ダークサイドを感じるというか、このエリアには、容易には懐に立ち入れない凄みがあるような気がする。気のせいかもしれないが。
■仁寺洞(インサドン)
イメージとしては京都の東山のようなところ。古美術店、陶磁器店、伝統工芸品店、土産物店などが軒を連ねる。落ち着いていて、古風な感じ。好きなエリアのひとつだ。
しかし、この日はお祭の最中で(仁寺洞フェスティバルというイベントをやっていた)大変な人出で(韓国でも5月5日がこどもの日で3連休だった)、前進・後退するだけでも大変だった。
■大学路(テハンノ)
かつてソウル大学があったので(現在でも医学部が残る)、この名になっている。小劇場やライブハウスがある、カルチャーゾーン。
同じ学生街でも新村・梨大地区よりも洗練されている印象を受けた。そして、学生街特有の活気があって眩しい。新緑の並木道が美しい。
■明洞(ミョンドン)
韓国で言うところの原宿。中学生や高校生など若い人が多い。韓国名物の安価なメガネ屋、ファッションブランド、焼肉屋、カフェ、大衆的な居酒屋、ノレバン(カラオケ)、垢すりなどのエステ、屋台など、韓国らしいものが一通り揃っているので、日本人観光客ならば絶対に外せない地区のナンバーワンだろう。ロッテホテル・百貨店・免税店からも近い。
■狎鴎亭(アックジョン)
プラダやルイ・ヴィトン、フェラガモなどの、ブランド店が立ち並ぶ、セレブな地区だ。ガイドブックには韓流スターが遊ぶハイソなエリアとある。ヨン様(ペ・ヨンジュン)やクォン・サンウの行きつけの焼肉屋もある。
街並みも、韓国では珍しいくらい洗練されている。
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