USHINABE SQUARE

クラシック名盤・名曲と消費 生活 趣味

聖響×OEK/ブラームス・チクルス


ずいぶんと前から発売されていたので今更となってしまったが、ようやくチケットを購入した。初回はチケットぴあでは完売。2回目以降はまだ余裕があるようだ(私は2番がとても好きなので、まずは2回目のチケットを買った)。


聖響×OEK/ブラームス・チクルス。


若手実力派指揮者・金聖響氏が、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)を率いて、ブラームス交響曲4曲、2つのピアノ協奏曲、1つのヴァイオリン協奏曲、その他を振る。


金氏のザ・シンフォニーホールでのシリーズは、2006年の『聖響モーツァルト〜天才が遺した音楽〜』から、2005年の『ウィーン古典派』、2004年の『聖響/維納(ウィーン)幻想派』に至るまで、いくつか足を運んでいる。


鮮明に覚えていることがある。

2004年の3回目の公演で、曲はマーラー交響曲第4番。第4楽章にソプラノ独唱が入る。演出上の都合から誘導灯までもが消された薄暗いホールで最後の一音が消えるか消えないかの時、2階席から人が転落しそうになったのだった。

落ちかけたところで留まり、最悪の事態は免れたが、マーラーの第4の不吉な歌詞を象徴するような出来事だった(演奏自体は明晰な響きの中に暗さが見られるとても素晴らしいものだった)。


他の公演では、モーツァルトの『ジュピター』も新鮮だった。


金氏の音楽には、新しい提案があって新鮮な驚きがあるように思う。


◇  ◇  ◇


http://www.asahi.co.jp/symphony/symphony2007/c20070422.jpg

ザ・シンフォニーホール開館25周年記念
聖響×OEK/ブラームス・チクルス
入場料金:<各1回券>※通し券の販売は終了
A 5,000円 B 4,000円 C 3,000円


■第1回

2007年4月22日(日)15:00
[ヴァイオリン]シュロモ・ミンツ
大学祝典序曲
ヴァイオリン協奏曲ニ長調
交響曲第1番


■第2回

2007年7月8日(日)15:00
[ピアノ]菊池洋子
悲劇的序曲
ピアノ協奏曲第1番ニ短調
交響曲第2番ニ長調


■第3回

2007年12月2日(日)15:00
[ピアノ]清水和音
ハイドンの主題による変奏曲
交響曲第3番ヘ長調
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調


■第4回

2008年3月2日(日)15:00
ハンガリー舞曲第1番
ハンガリー舞曲第3番
ハンガリー舞曲第10番
弦楽六重奏曲第1番変ロ長調より第2楽章
弦楽五重奏曲第2番ト長調弦楽合奏版)
交響曲第4番ホ短調


これは、ブラームスファンには堪らないプログラムだ。というより、ファンの方はもう殆どチケットを手に入れているのかもしれないが…。


(↓面白かったらブログランキングに投票して下さい。)
にほんブログ村 クラシックブログへにほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
人気blogランキングへ