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キヤノン『G9X』を買った


発売以来気になっていたデジカメ、キヤノンの『G9X』を遂に買った。



まず、最近、私は小さなカメラを探していた。私は既にリコーの『GR』を持っていて、そのカメラは写りも素晴らしく道具として愛せるものだったのだが、ほんの少しだけ大きさを感じさせるのと、料理などを取る際にはそれほど寄れないことが数少ない不満だった。仮に、写りが『GR』に及ばなくても、もう少し小さくて、ズームが付いているものがあれば。もっと極端に言えば、小さいカメラで、「許せる」レベルの絵が撮れるカメラなら、すぐにでも買うのにと思っていた。ソニーの『RX100』シリーズには何度も気持ちが傾いたが、それでも少し大きく、ファインダー付きのモデル以降のものは値段も高価だった。キヤノンの『G7』も『RX100』同様に、大きさを感じさせた。


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『G9X』は、ストライクゾーンど真ん中だった。まずはこの小ささ。そしてコンパクトカメラとしては大きめの1インチのセンサーを積む。ただし、発売当初は値段が高かったのに加え、十字キーがないなど、これまでのキャノンのGシリーズの操作系と違うことに対する懸念があったため、しばらく迷っていた。量販店で実際に触ってみたら、「なんとかなりそうだ」という感触だったので、購入を決めた。


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そして買って、何日か使ってみた結果、これはすごく良い買い物だったと思える。


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まず、写りは「許せる」というレベルに留まらず、「素晴らしい」レベルだった。それは嬉しい誤算だった。なのに目立たないというのが良い。散歩カメラにも最適だ。


カメラの映像素子のサイズは1インチで、2/3型、1/1.7型、1/2.3型などとは次元が違う。ピントが合ったところは緻密。そして合っていないところは1インチとは思えないほどボケる。2/3型、1/1.7型のものは過去に使ったことがあったが、『G9X』を使った後では、物足りないと感じてしまう


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十字キーがないことはそれほど困らなかった。タッチ操作がベースになっているので、スマホに慣れたぶん、抵抗が少なかった。また、コントロールリングとズームレバーでも代用できる。考えられた操作系統であることに安心した。


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焼肉屋で。目立たないのでサッと取り出して、サッと撮影(お店の許可は取っています)。スマホフェイスブックの写真を撮るのと同じ感覚だ。とても気軽だ。



冬空。いかにも冬の寒々しさを象徴するような木があったので撮影。コートのポケットに入れてもそれほどかさばらないのが良い。



エフェクトで遊んでみる。「トイカメラ風」がお気に入り。


年末年始、無駄な買い物を沢山してしまったが、『G9X』だけは、自分なりに納得できる買い物だった。