アバド×ウィーン・フィルのハンガリー舞曲
ドイツ系の来日オーケストラのコンサートでアンコールピースとして演奏されることの多いハンガリー舞曲だが、ドライブ中にまとめて聴いたら面白かった。
クラシック音楽特有のとっつきの悪い部分や難しい要素は全然なくて、これは19世紀音楽だが一流のポピュラー音楽だと思った。場面を盛り上げる映画音楽のようでもある。
中でも5番が超有名だが(小学校で音楽の時間に演奏した人も多いと思う)、それぞれに違った魅力がある。
4番は「不幸のどん底」という感じの曲だが、複雑な不条理ドラマではなくてわかりやすいメロドラマに仕上げられているようで聴きやすい。
- アーティスト: アバド(クラウディオ),ブラームス,パーロウ,ドヴォルザーク,ヘレン,ジュオン,シュメリング,ガル,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2002/09/25
- メディア: CD
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アバド×ウィーン・フィルの演奏は、すっきりとしていて、粋で、スピード感もあって、立ち振る舞いの美しさに聴き浸ってしまった。
ウィーンフィルの格調高い音色に、若き日のアバドの跳ねるようなリズム感。両者の化学反応が聴きどころだ。もっと金管が前に出てくるような方が舞曲らしくてさらに面白いかもしれないが、こういうスマートな慎ましさがアバドの音楽の魅力だ。
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