京都・一澤信三郎帆布/SOU・SOU/山ふく
先日、京都に一泊二日で旅行してきた。京都は大阪からは断然、日帰り可能なのだが、3連休ということや、結婚記念日に近いこともあって、ゆったりと一泊旅行の予定を組んだ。
かねてから私は一澤帆布と一澤信三郎帆布の両店に行ってみたかった。いま住んでいる大阪からもすぐに行くことができるし、国を跨ぐには意外に決心が要るというわけでもないが、グズグズしていて全く行く機会がなかった。やっとその希望をかなえることができた。
一澤帆布と一澤信三郎帆布は、当初は東大路通を隔てて位置していたが、現在は同じ、東大路通の西側にあって、両店の距離は徒歩15秒ほどの近さにある。だからこの界隈を往復する人が多い。あっちを見てこっちを見て、またあっちに行ってと。両方見てから決めているようだった。
一澤帆布といえば、数年前のお家騒動が記憶に新しい。当事者は大変なのだろうが、両店を訪れてみて、同じような定番のスタイルを二通りのデザインで楽しめるので、消費者としては選択の幅が増えて悪くないとも思った。
店内の活気は7対3くらいで一澤信三郎帆布の方が勝っていた。3連休ということもあって店内は入場制限がかかってもおかしくないほどの活況を呈していた。
そして一澤信三郎帆布で人波をかき分けて見つけたカバン。一眼レフが入る大きさなので、中敷きを入れるとカメラバッグに使えそうだ。
【→一澤新三郎帆布のHPはこちら】
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■SOU・SOU(そうそう)
SOU・SOUは、京都発祥のブランド&ショップで、国産の地下足袋を中心に、伊勢木綿を使った衣類(和服・洋服がある)、手拭い、雑貨、家具などを扱っている。中には、le coq sportifと提携する商品などもあって、たいへん洗練された京都ブランドである。
扱う商品ジャンルが異なる店舗が京都市内に5店舗ある。内訳は、新京極四条に4店舗、御幸町御池に1店舗。東京にも2店舗展開している。
これは、御幸町御池の店舗「SOU・SOUしつらい」で購入した手拭い。一枚で950円。他にも、オリジナルのテキスタイルをデザインした手拭いがたくさんあって、どれを買うか大いに迷った。
私は最近、こういう「地元(地方)」ブランドが大好きで(京都は「都」なので「地方」ではないかもしれないが)、旅行や出張で気に入ったものを見つけると割と高い確率で買っている。安価ではないものも多いのだが、どこでも買える工業製品とは違う愛着を持てる気がする。
■おばんざい「山ふく」
おばんざいとは、イコールお惣菜と言ってよいのかもしれない。京都の気取らない家庭料理だ。
夕飯は祇園の花見小路にあるおばんざい屋さん、「山ふく」で食べた。よく知られた店で、私も数えられるほどくらいだが来たことがある。
京風のあっさりとした味付けと、かざらない、温かいもてなし。
「山ふく」では、メニューにいっさい価格が載っていない(飲み物の価格は載っている)。定番の品は別にして、季節ごとにメニューが全然違うからだ。だから価格を聞くというのは野暮だと思う。価格は書いていないがそれほど高価ではない。一品あたり700円〜900円程度なので安心してよい。
京都の町屋に招かれたようなリラックスした感覚で、素朴でおいしい料理を味わう。
- 漬物盛り合わせ(つきだし)
- だだちゃ豆の枝豆
- 小芋煮
- 子持ちししゃも
- 焼き茄子田楽
- 鱧(ハモ)の柳川
- ごま豆腐
- おから
- アマゴの南蛮漬け
- 焼きタラコ
- 赤だし
- 松茸ごはん
ビールを飲みながら上記のような品いくつかを頼んで、最後に季節のごはん(今は松茸ごはんだった!)でしめた。ひとり5,000円以内でおさまった。
「山ふく」のデータ
住 所:京都市東山区祇園花見小路四条下ル一筋目東入
定休日 :毎週火曜日
営業時間:昼 12:00〜14:00※昼セット20食のみ
夜 17:00〜22:00(LOは21:30)
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