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ニコン・D600を買う


ニコンD600を買った。



9月に発売されたニコンD600は、フルサイズのセンサーを搭載しながら、DXサイズ(APSサイズのセンサー搭載機)のフラッグシップだったD300D300S)と比べても小型軽量で、画素数も2,400万画素を超える。同様にフルサイズのD800と迷わなかったわけではないが、はっきりいって3,600万画素は手に余る。パソコンの内蔵ハードディスクも圧迫するし、バックアップを取るにしても巨大サイズのハードディスクやブルーレイディスクが何枚も必要だ。第一、私の非力なパソコンでそんな巨大サイズの画像の処理がスムーズにできるのか。したがって、より身近なD600をチョイスした。そしてその選択は間違っていなかった。これで十分。


レンズキットで20万円を超える大きな買い物になるので購入には決心が要ったが、少なくとも5年は使うつもりだ。それに、押し入れの中で眠っていたフィルムカメラを多数下取りに出したら20万円近くになったというのが購入の最終的な決め手となった。コンタックスのG2や名玉ビオゴン21mmなどの思い出のカメラやレンズも手放すこととなったが、私の場合、きっとこれからフィルムカメラを使う機会は皆無だ。フィルムカメラを最後に使ったのはいつだったのだろうか。きっと10年近くも使用していなかったのだ。だったら使う人に使ってもらった方が、カメラにとっても幸せだ。それがカメラ供養となる。しかも部屋のスペースが増して、「断捨離」にもなる。


D600を使ってみた感想は、一言でいうと「幸せ」。天気の良い日に、初めてD600を携えて外出し、ファインダーをのぞいたとき、フルサイズの一眼レフのファインダーはこんなにも広かったのかと、とても新鮮だった。昔、ニコンのF100というフィルムカメラを使用していた頃、あたりまえのように感じていた広いファインダーだが、D80D300ではそうはいかなかった。今思うとDXフォーマットは「狭い」。


D600の広いファインダーは嬉しかった。そんなファインダーを通して目に入る光は鮮烈だった。この「幸せ」を知ってしまったら、D300にはもう戻れない。


そして、フルサイズなので当然なのだが、24ミリが24ミリのままで、50ミリが50ミリのままで使用できる幸せ。こういう当たり前のことが当たり前にできることが、フルサイズの魅力だと実感した。


上記の感想は、D600に限ったことではなく、フルサイズの一眼デジカメすべてに言える、いわば「当たり前」なことだが、こうした「当たり前」が揃っていることが、写真を撮る上での気持ちのよさにつながる。


あとレンズキットについて少し触れたい。同梱の24-85ミリは凄い。このレベルは、普及タイプのレンズではない。恐ろしく良く解像する。例えば木を撮ると、すべての葉が鮮明に映っている。2,400万画素の潜在能力がきちんと発揮されている。これは凄いレンズだ。


Nikon デジタル一眼レフカメラ D600 ボディー D600

Nikon デジタル一眼レフカメラ D600 ボディー D600


D600は軽いからどこにでも持って行くことができる。これからの楽しみが増えた。


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